火星人マービンとスターウォーズの微妙なカンケイ ― 2005年06月12日 08:19

当たり前のように、「今回は何かマービンのキャンペーンとか新作ないのかな?」と話したら通じなかった。あれ~?
ルーニーテューンズ・ファンなら”知る人ぞ知る”、SWファンなら”ディープな人なら知っている”と思っていたネタなので相手を選ぶべきなのは分かっている。だから両方を兼ねた人に振った話題だったのにィ。
ジョージ・ルーカスは、24と1/2世紀の世界を舞台とする短編『Duck Dodgers in the 241/2 Century(邦題:ダフィーウォーズ)』1953年の未来感に魅了された一人。
お気に入りの作品をSWの併映作品として推薦して『ダフィーウォーズ』は再上映された。
ここで新たなファン層を得たマービンは新作が製作されたり、キャラクターグッズでフューチャーされることが多くなりメジャーキャラクターへの中身入りを果たした。
▼今はなきWBSS、ニューヨーク店
特別新作アニメ上映入り口

マービン・マーシアン(火星人)は1948年デビューのルーニーテューンズ。SW一作目の公開以前は5本ほどの出演作しかないマイナーなキャラクターだった。ルーニーテューンズが実質、終わっている時代に出世した”TAZ=タズマニア・デビル”に並ぶ出世キャラクター。
キャラクターのカラーが固定されてきたのは80年代に入ってからと言うことを考えても”遅れてきた”キャラクターの印象がある。
▼同チケット

デザインの奇妙さは火星=マルスに起因した甲冑をまとうため。気づかない間は、なぜ火星人がこんな姿をしているのかかなり不思議だった。無機質な話し方もとっつきにくかったのだけど、長年付き合ううちになんとなく味を理解できるようになってきた。
SWの併映のおかげで翌1980年には続編『Duck Dogers and the Return of the 24 1/2 Century(ビデオLD邦題:ダフィーウォーズ2)』とバックスバニーとの競演作『Spaced out Bunny』が公開。
『Space Jam/スペースジャム』1996年ではバスケットボールの審判役で登場。この映画は宇宙怪物VS地球(ルーニー)の図式なので中立役で登場するのは適材適所。この手のバックボーンがアメリカと日本では違いすぎるので一見さんに分かりにくくなってしまっているのが残念。
90年代後半ワーナーブラザーススタジオストア(WBSS)がまだ全盛だった頃にはニューヨーク5番街店のみで鑑賞できる「3Dアニメ」の新作も登場。愛犬K-9と共に観客にいたずらをかます映像が痛快だった。現在、WBSSは全世界閉店してしまった為、オーストラリアにあるテーマパーク「WB Movieworld 」で見ることしか出来ない。
昨年日本でも公開された『ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション』でもエイリアンと手を組んで大暴れ。爆笑だった。
SWの最終作が公開と聞いて「マービンはどうなった?」と反応するヲタはかなり変人だとは思うけれど…。
あれ?本当に何もないの??アメリカでは何かやらかしているんじゃないの?
▲立体アニメを見に行った時、折りしも旧シリーズが再上映中だった。
この記憶がまた、個人的につながった印象を作っているのかも。
※『ダフィーウォーズ』は現在 DVD『ルーニー・テューンズ コレクション ダフィー&ポーキー 特別版

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