映画「サマー・タイムマシン・ブルース」2005年10月14日 02:57

パンフレット表紙
夏も終わってしまって公開も終焉間近と言うことで見てきました。
本広克行監督作品『サマー・タイムマシン・ブルース』。

藤子ファンの自分を知ってる友人が「必ず見て欲しい」とメールをよこし、ドラえもんの本の編集さんからも良い噂を聞いていたので行かない手はない。
クーラーのリモコンを持って行くと割引料金1000円で見られると教えてもらったので……、って我が家にはクーラーがない。新手の嫌味かっ!
変な割引制度のある映画と言う話をしたおかげで某所からクーラーのリモコンを借りて行ってきました。貧乏人のこだわりは節約への労力を惜しまない~。

映画は終始、笑いの連続。「バカだなぁ~(笑)」と言うムードの流れているのに映画のつくりは綿密で隙を感じさせない。
映画のキャッチコピー「タイムマシンの無駄使い」は的を得ていて、その無駄っぷりが笑いを倍加。

『ドラえもん』に多く見られるタイムパラドックス・ネタを思い出させる展開なのだけど、それもそのはず。原作になった同名舞台劇ではある日突然、高校の部室に”あのタイムマシン”が立てかけてあると言う出だしなのだそうだ(笑)。

このタイムパラドックスの面白さと笑いの世界を描いた「ドラえもん」は短編版の中でしかお目にかかれないが料理の仕方では一本の映画として立派に成立することを立証されているようで藤子ファンとしては少し悔しい。
そして藤子を抜きにしても楽しめる映画であることは間違いない一本としてオススメしたい。

ジョニーライトニング/2004ポンティアックGTO2005年10月15日 16:13

ジョニーライトニング/2004ポンティアックGTO
そろそろネタを引っ張りすぎなジョニーライトニングの5台セットパッケージに入っていたミニカーの紹介ネタ第4弾「2004ポンティアックGTO」。
最新作『ハービー 機械じかけのキューピッド』に登場する最大のライバル車の再現ミニカー。
強敵レーサーの車だけあってスマートにスピードを感じさせるペイントが目を楽しませる。
でもライバルとしては、あくまでも普通の「車」として描かれるポンティアックはキャラクウター性は薄く、あまり入れ込めない。
あくまでも敵フィギュアとしての薄い物欲と「セットになっていたから」と言う消極的理由でコレクション入り。う~ん。

Hot Bug14 日本に暮らすハービーたち2005年10月16日 23:59

有志が持ち寄ったVW
フォルクス・ワーゲン・オーナーズクラブ主宰”ホットバグ14”なるイベントを見学しに行ってきました。

「もう一度ハービーネタで盛り上がろう」と言うテーマでデコレートされた車を中心にVWが大集合。色々な年式のワーゲンが一同に会するのでそれぞれの特徴を観察できて圧巻。
短時間しか居ることが出来なかったけれど、時間めいっぱい満喫してきました。……会場のドイツ村はさっぱり見る時間がなくてHOT BUGの会場だった広場より奥はさっぱり見れず。
…それはまた別の話。

▲車窓に飾られたミニカーコレクションも見ものでした。

▲クローネンベルグのさわやかな高原につつまれたVWたち。

地震のときにどこにいた2005年10月17日 02:57

クローネンベルグ・ドイツ村
バカにつける薬はないけれど~♪

”HOT BUG”に出かけた自分は、またも学習能力がない失敗をしでかしました。
会場になった ”クローネンベルグ/ドイツ村”は群馬県。自分の地理感覚からすれば「ちょっとした遠出」くらいな距離感で居たのですがそれが大きなミステイク。
電車の 乗り換え案内を利用して算出したルートからすれば通常の電車で3時間弱の道のりで、新幹線を使うルートでは1時間50数分と出た。その日は出版社で毎度の休日出勤予定で一緒に作業をするメンツと午後2時からの約束になっていた。
始発で向かえば開場時間あたりに到着し、1時間半ほど見て帰ればいい、そんなスケジューリングだった。さ~て、既に何かおかしな空気が漂ってるゾ。

AM3:00起床。外は雨。かなり微妙な天気。自宅の最寄駅ではかなりタイムロスするのが分かっていたので上野御徒町までは徒歩。オークションの発送物をかかえて途中、郵便局本局に寄って出す。家を一発で出ないで何度も忘れ物を気にして帰る性分が災いして始発には間に合わなかったが、とりあえずそれに近い時間に駅に到着。足の湿りっ気がかなり嫌味。

自分は電車に乗るの好きです。
ちょっとやそっとならばヘコたれないぞ!……とは言え道のりは長い。越谷近辺までは馴染みある空間だけどそこから先は新鮮な景色が続く。雨はあがり日も高くなった。
普段の遠出と違うと思わされたのは乗換えをするたびにローカル度がアップしていくところ。単線になったあたりで「なんか、ずいぶん遠くに来たな」と思わされた。
最後の乗換えで 上毛電気鉄道は名前からしてステキ。蒸気ではなく電気だぞ!といわんばかりのネーミングが歴史を感じさせる。のどかな景色とアップダウンを繰り返す地形は「パンダコパンダ」か「となりのトトロ」の電車のよう。(…現地に住む人に失礼かな。)下車した大胡駅では
交通博物館でしか見れないような車両が駅の脇に停められていて目を楽しまさせてくれる。

それはいいけれど、下調べの半端な自分はここで第一の悲鳴を上げる。目的地までのバス……ではなく、”乗り合いタクシー”の時間割は1時間以上来ないことを示しているではないですか。そんなに待ったら目的地に着いた瞬間帰らなけらばならない。さびしい駅前に停まるタクシーに声をかける。
目的地まで乗ったら時間とお金が幾らかかるか。
「15分ほど乗って2800円ぐらい。」

実はこの日、支払日の前日でかなりギリギリのお金しかなかった。カード払いできればいいがそれも出来ない状況。帰り道、新幹線で時間短縮する道は消えた。ドイツ村では入場料のあと余裕はない。悩む時間もない。タクシーに飛び乗りいざ現地。

タクシーのおじさんは降りるときにバス……もとい乗り合いタクシーの運行表をチェックすることを薦められる。降りてマゴマゴしていたらわざわざ声をかけて乗り場を教えてくれた。

第二の悲鳴。本数がやっぱり少ない。次の乗り合いタクシーで帰っても既に遅刻必至。次の運行までの時間で目的だけを果たすべく入場。

せっかくのドイツ村は入園したものの半分も中を見ることができず、さっくりとワーゲンだけを眺めて帰途へ。

と こ ろ が
帰途は行きよりも遥かにトラブルが多かった。
駅に到着して次の電車まで約40分。乗り換えるたびに30~40分の待ち時間。行きにスイスイ乗換えで来たのがまるで奇跡のよう。あっと言う間に1時間、2時間と経過。東京に入るどころか群馬脱出もままならない。

やっと埼玉に突入して春日部に着いたとき、異変に気がついた。地震発生の為に電車が全線停止してしまった。
帰り道にあせる気持ちがむしろ「もう駄目じゃん」と諦めに変わったのがこの瞬間。振替輸送がないかと一瞬考えるが地震ならどこも停まってて当然。考えるだけ無駄。

神保町に到着したのはとっぷり日が暮れてからだった。
半日待たせて怒られるのも当然だけど、自分自身情けない気分でやりきれない感じ。
実は交通費が最後、帳尻あわず所持金をオーバー。これも気分に追い討ちをかける。数十円をカード払い出来るはずもない。改札の好意で処理してもらう。

翌日も徹夜でS社泊、雨の中顛末を話しながら一番近いコンビニに買い物に出かける途中、パーキングに停まるワーゲンタイプ1を発見。
「昨日、わざわざ見に行かなくてもここにあるじゃない」

綺麗なオチがついた。

我が家に「掃き出し口」発見2005年10月18日 17:06

最近、プライベートタイムは探し物、片付けに終始している。出版社仕事で使う資料を探したり藤子FCで使う資料を探したり、探したり探したり。

昨年の引越し以来どころか10数年サボっていた片づけをいっぺんにやってるような有様。山になった荷物をひっくり返して整頓をしながら突き進む。

今日も目的の品にたどり着けなかったのに「不思議な風景」を見つけて、妙に達成感を感じて続ける意欲を失ってしまっている。
その風景とは「掃き出し口」。

我が家は関東大震災でも焼けずに残ったとんでもなく古い家屋。そもそもは一般住居ではなかったのか収納スペースを後から作っている。
廊下が家の端まで続いているところを途中で棚とフタを作り足し押入れにしている。
今日も目的のものは発掘できなかった。あるのは壁だけ、と思ったらその壁がない。

家の外装は30年くらい前にむき出しを覆うようにトタンを貼り付けているのだけど、押入れの奥にトタンが見えている。トタンを貼る前はどうなっていたのか想像が付かない不思議な光景。廊下の端が四角く開いていて窓がはまっていた形跡がない。まるで通風孔のような。

親に尋ねるとそれは『掃き出し口』だと言う。ほうきで掃いたチリをそこから出すというのだ。え~!? 
ダストシュートとでも言えばいいのか、それとも中世ヨーロッパのように窓からオマルの中身を投げ出す無責任さにも通じる。古い日本家屋にそんなものがあったなんて知らなかった。しかも自分の家なのに。

何よりも不思議なのはフタか窓があった形跡がないこと。冬の寒い間はどうしていたのでしょう。親に再び尋ねるが「そんなこと知らない。」との返事。
思い切りネズミが出入りしてる形跡があるので、早いうちに対処をしないと……。

掃き出し口を今でも使ってる家があったら、冬場の謎、教えてください。

ドキュメンタリー・オブ・エンニオ・モリコーネ ~ファン必見2005年10月19日 06:17

ドキュメンタリー・オブ・エンニオ・モリコーネ
コンサートの熱気も覚めやらないので、何か新しいCDが欲しいとタワレコへ行ったら自分の知らないDVDが並んでいた。
パッケージの裏に「ニューシネマパラダイス」の文字を見つけて即購入決定。

ドキュメンタリー・オブ・エンニオ・モリコーネ」は95年に作られたドキュメンタリーフィルム。ベルナルド・ベルトリッチ監督、ブライアン・デ・パルマ監督、ジュゼッペ・トルナトーレ監督他、本人と関係者がその仕事を語る豪華なフィルム。自分のような初心者ファンにも分かりやすい内容で見ていない映画には興味がわき、知っている映画には興奮を追体験できるちょうど良い長さでまとめられてました。
モリコーネの次男で『ニューシネマパラダイス』の「愛のテーマ」の作曲者でもあるアンドレア・モリコーネ氏も登場し、そのフレーズをピアノで弾く姿には「おぉ!」と喜びの声をあげてしまいました。そこはメインじゃないのに……(汗

到着ピクサー・キャンペーンDVD2005年10月20日 06:20

ディズニー/ピクサー・オリジナルDVD
締め切り当日に出したキャンペーンDVDが17日到着。
初収録になるジブリ美術館であった「ピクサー展」の記録が目当て。
思っていたよりも丁寧に編集されていて驚いた。