映画『モーメント・オブ・ラブ』~雀の羽ばたき ― 2005年11月20日 03:43
交通事故でパトロンを失ったシルバーナ(ムーティー)に彼の親友と名乗るガブリエーレ(ノワレ)が訪ねてきて新しいパトロンになる申し出をする。しかしその契約内容は変わっていて、彼の昔話の聞き役になり一切肉体関係は要求しないというものだった。
ある日シルバーナは靴屋と激しい恋に落ちるが、その恋の展開がガブリエーレの話す昔話と符合していく。シルバーナは思い出の中の女性なのか、それともガブリエーレが靴屋の未来なのか。
タイトルは英語タイトル『モーメント・オブ・ラブ/Moment of Love』をとった邦題となっているけれどイタリア語のオリジナルタイトルは『IL PRULLODEL PASSERO』、直訳すれば”スズメのはばたき”というもの。これはイタリア語で恋の絶頂に感じる飛翔感を表す慣用句だそう。(色っぽい意味で。性的絶頂とでも言うべきか。)
なぜ突然、この映画のことを書こうかと思ったかとバラせば、「ニューシネマパラダイス」が原因。トトとエレナの恋の絶頂のを描くわざとらしい青春映画風の演出の中で鳥かごで鳥が鳴くおもちゃが映るシーンを読解をしようとしている人の書き込みをmixiで見かけたから。
当時ちょうど並行してニューシネマパラダイスのリピーターになっていた自分は「あぁ、”スズメのはばたき”に彼らはいるのだな。」と思った事を思い出した。
付け足しのようだが、この映画もなかなか良かった。定価でビデオも買った。
原作・脚本はヨーロッパの一流映画監督と多く仕事を共にするトニーノ・グェッラ。(「霧の中の風景」「ノスタルジア」「グット・モーニング・バビロン」)
『ニューシネマパラダイス』後、Gトルナトーレが監督した『みんな元気』の共同脚本がトニーノ・グエッラだった。
気がついてみればあれから15年、共通言語として語るにはあまりに時間がたっているし、いざ調べようと思うと「スズメのはばたき」を触れたページがまるで見つからなかった。そんなわけで自分が書いてやろうというというのが今回のテーマでした。
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風邪、素直に治せよ ― 2005年11月20日 04:54
よく寝れば治ると思って市販風邪薬を飲んで就寝。翌日には熱が引けていたので、軽くだるいけれど普通に仕事に出た。それがいけなかった。
翌日には38度9分まで上がってしまって寒気で布団の中で凍えてしまった。ぶり返しの風邪は治しにくいのか、医院に行って処方してもらった薬を飲んでおとなしくしていたのに着実に下に向かって不快感が移動していく感じ。のどが痛かった感じからセキっぽくなって胸に南下しながら不快感が少しずつ小さくなっていくような治り方をしてました。
結局、火曜から木曜日まで3日丸まる寝て過ごし、金曜日に恐る恐る仕事復帰。幸い、S社の仕事はちょうど山を越えたような時だった(と思い込みたい)ので、問題は溜まったイラストの方。「やらんまい!(ドラマ『まんが道』の気合を入れるフレーズ)」で行きたい所。
無駄な心配をさせない方がいいや、と前回から風邪ネタは治ってからエントリー。今回も治ったといえる所で公開モードに。
無理が利かないなんて、歳なんですか。それともモヤシだからですかっ。フンガッ。
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