クルマブック93から攻略王(96)2006年01月11日 15:20

右上から、クルマブック93パワーアップ改造講座、クルマブック94、攻略王(95)、攻略王(96)
おもしろ ザ・ワーゲン」のエントリー以来、気にして自宅の魔窟から発掘作業を続けているチョロQのカタログ類、特に小冊子のクルマブックたち。
前回に続き、新たな発掘があったので追記エントリーです。

右上から、「クルマブック93パワーアップ改造講座」、「クルマブック94」、「攻略王DX」(95)、「攻略王5」(96)。
93年は2冊のクルマブックが出た珍しい年です。前回エントリーに掲載した93年版とは違うもので副題がつけられています。

95年度からクルマブックに換わって登場した「攻略王」はタカラのホビー商品全体をフォローした冊子で”ビーダマン”や”すげごま”が扱われるようになった混載ミニ冊子です。
攻略王はコロコロコミックの付録版と玩具店配布版があります。こちらの「攻略王DX」は平成7年5月号付録です。

「攻略王5」(96):平成8年3月10日発行。
こちらは玩具店配布版。

攻略王になるとかなり興味が薄くなってる自分に気がつきます。黄金期もついに終止符が打たれたように感じて、混載扱いに冷めました。
まぁ、そもそも当時既にチョロQキッズでいられるような歳じゃないですけどね……。
……あっ!今も充分チョロQキッズでした。体は中年、心はコドモ。

タイトルに託された「再生」 ~ニュー・シネマ・パラダイス2006年01月11日 16:18

「完全版」(91)公開時の劇場販売ポストカード。なぜかフランス版ロゴ。
ニュー・シネマ・パラダイス』の原題は『NUOVO CINEMA PARADISO』と、そのままの伊語だが、国によっては「新」を省いて『CINEMA PARADISO』と公開している国も多い。しかし、これではテーマ蹂躙もはなはだしい。日本ではビデオ、LDの本編中この「新」がないタイトルクレジットだ。

ニューシネマパラダイスが含む大きなテーマに「再生」がある。火事で焼け落ちた映画館が教会の資金ではなくトトカルチョを当てたナポリ人の資本力で再建する様や、映画業界そのものがかげりを見せていることを語りながらも、在りし日の盛況を夢見てそれでも映画を作り続ける成長したトト。

失った楽園(パラダイス)を懐かしみ浸るのではなく、そこから出て自分のすべきことに向かっていかなければいけないことを語る映画だからこそ、この映画にタイトルには再建後の映画館名がついているのだ。


※画像:「完全版」(91)公開時の劇場販売ポストカード。なぜかフランス版ロゴ。"NUOVO"の表示がない。


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