空からの土産「ミッキーバック」 ~姪に負けました2006年01月18日 03:48

ディズニー・お楽しみバッグ (Cathay Pacific)
前述、フランス旅行に出かけた姉の家族と自分の両親。メンバーの中で最年少だったのは小学二年生の姪。「フランスでフランスパンを食べたい」と言う名言からして、まだまだ子供だと思っていたのに……。

自分は最年少の彼女と最年長の父がきっとトラブルメイカーになって道中きっとハプニングがあるに違いない! と、踏んでいたのですが、いざフタを開けてみると問題なく楽しい旅を過ごしたようです。
特に姪は一番年配の父の手を引いて歩くなど気配りし、わがままも言わず、買い物も周囲の意見を聞いて無駄遣いもない、良い子だったそうです。

自分だったらと置き換えて考えると……。
何しろ大人だったのに×年前の仕事でヨーロッパに行ったときは空港だけで3kgくらいチョコ買い込んだぞ。もちろんオマケ目当てで。ダメじゃん、自分。

更に姪がお土産を自分にくれたことに軽くショック。
キャセイ・パシフィックの”お子様用”バックをもらった。中身は塗り絵やシール、色鉛筆に簡単なクラフト・キットといった機内の時間を退屈しないように考えられた品の数々が入っています。往復で同じ会社を利用してダブったからおじちゃんにあげると言うのです。

ディズニーもので企業ロゴ入り非売品のノベルティグッズをくれる選定も素晴らしいですが、それ以前にお土産の相手に自分が入っていたことがンもう、ビバ!
たぶん、自分は姪の精神年齢に負けてます。

チョロQワーゲン「ハービー」塗装計画 巻ノ四2006年01月18日 17:52

初回の完成!ラグトップはマスキングシール製
前回よりつづき。
チョロQVWのハービー化計画、完成の知らせを受けて昨年9月26日にいただいた画像です。
趣味の延長で引き受けていただいているのにリテイクなんてとても出せる立場ではないのですが、出してしまいました。うーん、今思い出してもすみません。

当初のリクエストから”もし商品で実在したら”をコンセプトにしてもらい、出来る細かなことをあえて止めてシンプルに省略してもらうことを選んでいました。
そんな訳でラグトップのキャンバスがマスキングテープを利用したシールになってると聞き困惑しました。
遠慮なく、言って欲しいといわれたので、追加になる仕様は極力排除。
ヘッドライトのシールも、ラグトップのシールも辞めてもらって当初の予定通り塗装で、ヘッドライトは加工なし、とお願いしました。

でも、ここで躊躇しないでよかったと思える品物がこの後送られて来たので勇気を出してよかったと思っています。
次回、いよいよ完成画像と言うことで!
<つづく>

パンと魚と「共産主義」2006年01月18日 20:37

チャーチル、スターリン、ルーズベルト(ヤルタ会談)「セレブの肖像」by F-toysより
『ニュー・シネマ・パラダイス』はノスタルジックな名作として、公開当時の現代性について評価されることが殆どありません。
新作映画として公開される映画である以上、その時々に要求されるものがあるのが創作物です。『ニュー・シネマ・パラダイス』とて例外ではありません。

作中における「共産主義」への描写は戦後の時代背景という装飾という機能だけで登場するのではありません。
欧州における共産主義体制崩壊のシンボルであるベルリンの壁が崩壊したのは、1989年11月9日。ちょうどこの映画が公開された年です。

共産主義(きょうさんしゅぎ)は、私的所有から社会的所有にすることによって、貧富差のない平等な社会の成立を目指す社会理論および政治運動、イデオロギーを意味する。英語の communism はラテン語の communis(共有)が語源である。
(※wikipediaより)

「共産主義」の理念自体は民衆で食べ物を分ける「パンと魚の奇跡」に通じるものがあります。
映画の中では共産主義に未来があると見出し村を出て行ったペッピーノ一家。その後、ペッピーノ一家がどうなったのか描かれることはありません。
かつて”夢”として存在を許されていた共産主義。
それが死に絶える時代、「パンと魚の奇跡はありえないよ」と言わせる映画は、やはりこの時代だからこそ存在した”今”を描いていたのです。

※画像は「スターリンに仕事をもらえ」の台詞からスターリンのフィギュア。
チャーチル、スターリン、ルーズベルト(ヤルタ会談)「セレブの肖像」by F-toysより