”NO RESPECT”に敬礼2006年02月03日 18:37

Fade in: THE NO RESPECT ISSUE (1996)
ロドニー・デンジャーフィールドは日本での知名度は低いけれど、アメリカでは大御所コメディアンだと聞いています。
先のエントリーでロドニーが手がけたアニメーション『ローバー・デンジャーフィールド』のことを調べているときに2004年に亡くなっていたことを知りました。結構な御歳だったようですが、やはり残念です。

『バック・トゥ・スクール』『イージーマネー』『恋のレディ&レディ』などレンタルビデオ店や中古ビデオで人気なさそうなところに鎮座する作品群と言う印象ですが、見始めるとその迷惑なオーラとヒネクレた笑いはたまらないものがあり、結構好きでした。

■Rodney Dangerfield作品

現在活躍中のアダム・サンドラーは彼の弟子分だとか。意識してなかったサンドラーの活躍も注目してみようと思いました。

画像の雑誌は96年の洋書『Fade in』。ロドニーの決まり文句『NO RESPECT(尊敬されない)』にあやかった『尊敬されない号』。

隠れた名作「ローバー・デンジャーフィールド」〜THE DOG CHARACTERS2006年02月03日 20:32

『ローバー・デンジャーフィールド/Rover Dangerfield』 左:CDトールパッケージ、右:ぬいぐるみ(アプローズ製)
戌年企画で、しばらく「犬キャラクター」を見ていこうなんて思ってます。気が向いたら続けますが気まぐれの不定期ネタです。
しょっぱなは他では扱われそうもないマイナーなヤツで魅力的なものにしようと選んだのが、彼「ローバー・デンジャーフィールド」。このエントリーを書こうとしてキャストの訃報を知り新年から扱うネタでもないと見送りました。
正月気分も抜けたところでやっと始まり始まり。

「ローバー・デンジャーフィールド/Rover Dangerfield」は1991年のワーナーブラザースの長編アニメーション。日本では未公開なだけでなくビデオすら発売されていません。

ラスベガスの踊り子コニーに飼われるローバーはショービズ、カジノが大好きなベガス・ガイ。ある日コニーの彼氏の策略でダムに沈められたローバーは田舎の農場に流れ着く。生活の全てが変わったローバー。運命の犬と思えるデイジーとの出会いがローバーを変えていく。

アメリカの重鎮コメディアン”ロドニー・デンジャ−フィールド”プロデュース、モデル、声優を勤めるロドニー・フューチャーなアニメーション。 ロドニーの毒気のあるギャグがワーナーアニメらしさにマッチングしていて大人も楽しめます(無論、子供も楽しめるようにかなり味はマイルドになっていますが)。

厳しい目で見れば時折、テレビレベルの作画になったりとシーンによってバラつきのある作品なのですが、全体的にはそれなりのレベルを保ち、何と言ってもストーリーと個性的なキャラクターが魅力的です。これだけ年数が経過しても自分の中では色あせない、埋もれさせるにはもったいないキャラクターだと思ってます。

利己的で決して強くなく怠惰なダメ犬ですが、心の奥底にある”大切なもの”への思いは誰もが共感できる、愛すべきダメな奴です。

残念ながら本国アメリカでもDVD化されている様子がなくこのまま埋もれていきそうなムードなのですが、そうならないよう応援したいキャラクターです。

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