帰ってきたガチャガチャドラえもん1979復刻版 ― 2006年02月18日 02:39
ギョロッとした揺れる目、ガバッと開いた口、テッカテカで硬い頭。現在の商品イメージとは程遠い彼だが、発売当初の1979年は正にこの顔こそが”ドラえもん商品の王道”と言える大ヒット商品でした。
後頭部からひみつ道具をセットしたカプセルを入れ、しっぽを引っ張っておなかから出す”ガチャガチャ”アクションは秘密道具を出すアクションを再現しつつ、ガチャガチャを家庭で楽しめる快感の両方を充足させました。
この商品はドラえもんブームの中で数十万個のセールスを記録。ロングセラーにもなりました。
そんな『超合金 ガチャガチャドラえもん』を当時のままの仕様で復刻し、パッケージまで2重にして内側に再現すると言う、オールドファンには胸熱くなるようなこだわりです。
そして気になるのはその再現度や付属品の状態。
上の写真はオリジナル版と復刻版の比較写真。ですが、鈴は当時のものを無くして自分でリペアしています。だからそこは違っていて当然です。(それとオリジナルのヒゲがカールしまくってますが……。)
おなかのシールや後頭部の注意書きは添付され、自分で貼るようになっています。確かにこの方が買い手に選択がゆだねられていて親切な気がします。
厳密に言えばシールの文字に白フチがついていて見やすくなっていますがこれは当時にはなく、もっと読みにくいツブれ気味の文字でした。
文字と言えば足の裏のコピーライト表示が違うのはいたしかたありません。 パッケージの復刻版の文字や、パッケージ裏のミシン目も省略されていますが妥当なところだと思います。
そしてひみつ道具の数々は当時とは違い、別梱包。オリジナルでは最初からカプセルにセットされていたために時間が経つと消しゴムがカプセルを溶かしてめりこむ。保存するには問題がありました。ありがたい配慮です。
オリジナル版ではロングセラーだったために添付されるひみつ道具はラインナップが追加されていきました。固体によりその内容は異なり最終的に姉妹品「もてもてドラミちゃん」と合わせて60種以上のひみつ道具が立体化されているらしいです。
数年前に自分のコレクションで26種を『ドラえ本』で公開しました。興味ある方は合わせてどうぞ。
それらの多くのラインナップから選ばれた今回の復刻は固定された道具12種類とネズミ。
左上から:あべこべクリーム、予定メモ帳、ネズミ、ドロボウホイホイ、わすれトンカチ、タマシイムマシン、実景プラネタリウム、きせかえカメラ、どこでもドア、タイムマシン、コンピューターペンシル、XYZ線カメラ、フエルミラー
復刻されなかった道具たちも今後何らかの形で救済され復刻されることを願ってます。
現在発売中のリニューアル版『超合金 ガチャガチャドラえもん』、そして映画シーズンに発売される映画バージョンと、にわか超合金ドラがアツくなってます。
パッケージ集合写真。先日の 取材に備えて引っ張り出したので、珍しく勢ぞろいしたけれど普段はこうはいかない。再び部屋に埋まっていく運命かも。次に揃えて引っ張り出すのはいつになるのやら……。
もりやすじ原画展 ― 2006年02月18日 14:37
新刊『もぐらノート』の発刊記念の展示会なので即売品も豊富。いつもは財布の硬い友人がガバチョと買っていて驚いた。
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