イカダ『ピー助号』の最後2006年05月05日 19:40

イカダ『ピー助号』の旗
先日、夜中に自分の声優参加作品(←そんなたいそうな事はしていません)を見つけてしまったら、そのスチール写真をみたくてたまらなくなり捜索開始。
普段から荷物の多さや整理の悪さをネタにしている通り。そんなにヒョイと出るはずもない。

代わりと言うのもなんですが懐かしい品が出てきました。
藤子F作品に『劇画オバQ』と言う作品があります。大人なった『オバケのQ太郎』のキャラクター達が子供の頃、冒険に掲げた”オバQ王国”国旗を見て子供の頃を思うシーンがありますが、自分達にとってまさに符号する品がこの『ピー助号』の旗です。

小学生の頃、近所の児童館でイカダを作ろうと、それの為に作った旗です。イカダは単純に丸太を並べてつなげただけ、その中心に旗を立てる棒を固定しました。イカダの名前は”ピー助号”。当時、興奮も冷め遣らなかった映画『のび太の恐竜』に影響されたいかにも小学生らしいセンスです。旗は参加者2~3人の合筆です。

単純なデザインだったせいかイカダはたいした問題もなく完成!。
構想では川くだりの大冒険が出来るはずでした。

その前に児童館の屋上にビニールプールを出し、そこで進水式をやることに。仲間はプールに入れるだけでも盛り上がり水着を持って集合しました。んが!

一人目が乗ろうと足をかけた時です。ズブリ。たった一人を乗せるにも水面下に沈む”ピー助号”はまるで『のび太の恐竜2006』でのび太たち4人を乗せて沈むピー助のように重さに耐えかねて水面下に没していきます。二人乗らなくてもビニールプールの底に丸太が当たるほどの浮力のなさ。
僕らの”ピー助号”は進水式も終えることなく夢を乗せて沈んでいきました。
ナームー。

そして旗だけが残った。
果たして同級生はこの旗を見てあの日を思い出すだろうか。自分のうっすらとした予想は誰一人、存在すら思い出せないのではないかと言う結末。
みんなは大人になっているのかなぁ。

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