ザ・フロッグ・プリンセス~復活第一報2006年07月30日 02:56

ディズニー「ザ・フロッグ・プリンセス」で2Dアニメ復活
http://www.eiga.com/buzz/060728/04.shtml
 ピクサーの首脳陣による改革が進むディズニー・アニメーションで、2Dアニメーション映画が復活することになった。ディズニーはマイケル・アイズナー前会長のもと、アニメは2Dから3Dに移行したとして、手描きによる伝統的手法で傑作を生み出してきたスタジオを次々と閉鎖していた。しかし、新たにディズニー・アニメーションのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したジョン・ラセターは、2Dアニメを復活させる意向を表明していた。今回発表されたのは、ロシアの童話をもとにした「ザ・フロッグ・プリンセス」で、「リトル・マーメイド」や「アラジン」を手がけたジョン・マスカーとロン・クレメンツの監督コンビにより、手描きアニメーションで製作されることになる。

いよいよ報じられたハンド・ドローイング・アニメのニュース。
既にディズニーをあとにしていたジョン・マスカーとロン・クレメンツの名が挙がっていることから呼び戻されたようですね。
『リトル・マーメイド』(1989)でニュー・ディズニーを切り開いた二人に再び白羽の矢がたった、狙っているのでしょうが面白いめぐり合わせです。『ヘラクレス』(1997)当時、既に企業ディズニーの行く先を懸念していた監督コンビであることを思うと、先を見据えた深い洞察力を感じる作品になることを期待しています。
もっとも、歴史を繰り返すだけでなく、新しい人でも良かったのではないかと、一方では思っているのですが。
そして2D閉鎖時にあった多数の企画は捨てられたままなのか。それとも、復活するものがあるのか、動向が気になるところです。


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