PVC『トムとジェリー』 by COMICSPAIN (1986) ― 2006年10月03日 16:24
90年代中ごろ御茶ノ水の坂道を会場にしたフリーマーケット。オバちゃんが自信満々に珍しいだのなんだの能書きつきで一体2500円だと吹っかけられました。
塗りはグダグダだったけれど、造形のセンスが良いのは見てとれたので考慮時間に入ったところ友人M氏がストップをかけました。どう考えてもゴム人形の値段ではないと制止され結局買いませんでした。
後ろ髪は引かれたけれましたが、買わなくて大正解。数年の内に500~700円程度で同シリーズを見つけることが出来ましたた。結果、適正価格で買えたのは止めてくれた友人のおかげかもしれません。おまけにフリーマーケットで見なかった他のラインナップまで見つけられて結果往来です。
同商品は86年リリースですが出来は今見ても良く、塗装さえ上手くできていれば現在でも通用する造形力。ここに並べてある画像の4点の内3点は自分でリペイントしました。
商品のままである最後の画像を見ればその差を感じることが出来ると思います。
冒頭の画像は皿の上の料理を平らげてしまったジェリーを見つけたトムという情景。舌をあげて、満足そうなジェリーと訝しげなトムが上手く芝居している立体です。
こちらはローラースケートで逃げるジェリーを足で止めるトム。足先のわずかな設置面だけでこの二体は繋がって成型されています。
ジェリーのいとこタフィー共々摑まってネズミ陣、大ピンチのシチュエーションです。
そしてジェリーの入ったコップをつかむトム。
やっぱり色を塗りなおしてやらないと、目つきが厳しい出来上がりです。
しかし、塗装のレベルは別として10年以上を経て見劣りしない造形のクオリティを考えると、あのオバちゃんの能書きが結果的に正しい面もあったのではないかと今更ながらに思ったりして。あの手のセールストークは嫌いなのですが……。
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