ワールドスタンプブック 怪獣の世界(1978~&1985~) ― 2006年10月30日 06:54
書店のレジ近くに置かれた商品はスタンプブック200円、パックは一袋50円で8枚入り。冒頭の挨拶文によればヨーロッパで生まれた新しいスタイルの本”スタンプブック”はお子様のつくる喜びを育み、ダブリを交換することによって交際の輪を広げ、知識を身につけようと競い、交換を楽しむようになるでしょう、とされています。
……なるほど、これはコレクター・オタクを養成していたのですね。この本で人生を踏み外したのは自分だけではないかもしれません。
同年代の人はかなりの確立でこのコレクションにはまっていました。だからこそ思い出話は共通言語。
「表紙に張り付けたミクラスが本棚に入れるときに破れてしまうんだよね」と言うものや
「最後のページが怪獣”サイゴ”で終わるところが洒落ているよね」なんて感じで、話題に華が咲きます。
見ての通り、自分が集めた最初のスタンプブックの表紙のミクラスも二度三度貼り付けて、結局また破れて紛失してます。約30年遅れですが、やっぱ設計ミスだと思うぞ!
巻末にはコンプリートを目指してマーキングするチェックリストがあり、コレクションを塗りつぶし進める快感を味わいました。全324種類あるうち、204種をそろえるのが目標とされていて、残りは版元に個別注文できる申し込み書が巻末についています。
しかし、当時そこまで知恵の回る年齢でなかった自分は自力であと4枚と言うところまで蒐集。今思うに、どんだけ夢中になっとんだと呆れる状態です。 小学校高学年で注文を試みた跡があるのですが、結局送らなかったようです。そりゃ数年たって送られてきても対応は得られなかったでしょう……。
そんなこんなで1985年ごろに再リリースが開始。
また、新しいスタンプブックを購入してゼロから再び集め始めてる自分はバカですか? 学習能力ないのですか? 再リリース版はデザインが一部違うものの、スタンプ部分は前回のものと同一。続きで集めても良さそうなものなのに。
前回のものに比較するとパックにサービス券が印刷され最終注文時、割引を適用されるようになりました。
しかし、さすがに二度も同じものを集めるのは集中力が続かなかったのか、70~80%集めたところで最終注文もせずに終わっています。貧乏くさくサービス券を切り取って応募の用意までしているのに……。
結果、初回シーズンと再販を併せれば全種集まっています。そんなわけで二冊を両方大切に保存しています。
少しダブリが出てきたけれど、いまだに集めてる人なんて……まさか、いないですよね。いや、同時期から始まった怪獣ケシゴムをいまだに集めている自分がいるのだから、きっと、いるのでしょう。
ン十年かけて完成したら感動するのだろうと想像すると、チャレンジ欲求がふらふらと……継続は力なり……。
コメント
_ YAMA ― 2006年10月31日 22:25
_ LOU ― 2006年10月31日 22:45
まだどっかにあったかなあ、とか思ってみたら、
あっさりと出てきやがりました。
そして仮面ライダーの奴も発掘。あったなあ。
_ しらいしろう ― 2006年11月02日 15:16
自分のスタンプブックを改めて見ると試供品のスタンプがかなり多く貼られていて、当時の自分の財政力が伺えます。レジ前に置かれた数枚が繋がっているサンプルはいっぱい欲しいけれど、店員の目があって、ドキドキしたのを覚えています。
再版したら、また集めてしまいそうですが、今の世の中”大人買い”する人が多そうですね。(^^;
LOUさん<
このシリーズでのスタンプはこれしか集めませんでしたが同時期の追随シリーズの「世界の昆虫」駄菓子屋の「ウルトラマン」「ゴジラ」などは手を出しました。
今思うと、スーパーカーも欲しいところです。
やっぱり普及率高いですね。
ライダーは自分は集めなかったので中身を知らないのですが、きっと怪獣同様、編集に技を感じる仕上がりなんでしょうね。
_ 内山 ― 2007年11月28日 12:59
本当に懐かしいです。。。
こちらの記事を私のブログにリンクさせていただきました。差し支えあるようでしたら削除いたしますので、お手数ですがご一報ください。
今後とも拝見させていただきます。
_ しらいしろう ― 2007年11月28日 20:18
まったく問題ありません。活用&リンクくださり、ありがとうございます。
当たり前ですが、同世代で同じような思う出を持つ人でも方や税理士、方や申告時に税務署の人に同情される貧乏人(苦笑)。世の不思議を覚えます。
世はうまいこと回っています。
_ 北区赤羽 ― 2009年05月12日 00:24
最後に買った2袋にそれぞれオルフィとブラックピジョンというなかなか出なかったものが入ってました。私はブラックピジョンだったんですが、兄のオルフィの入っていた位置が悪かったのか、上半分を破った状態にしてしまい、ぼろくそに怒られ、結局ブラックピジョンは没収… 何て理不尽なんでしょう(ww
「仮面ライダー」や「動物の世界」「ガンダム」といったシリーズもあったと思います。
同時期に駄菓子屋では丸昌のウルトラマンスタンプシリーズみたいのがありましたっけ。より、チープ感が漂ってましたね。。
_ しらいしろう ― 2009年05月12日 01:18
あれだとトレードできないんで(するとしても剥がすことになる)微妙な気分で眺めてました。
丸昌のスタンプコレクションは半端な状態で自分もいくつか持ってます。ウルトラマンは足型が名前の横にプリントされているのが嬉しい仕様でした。
そのうち写真とって、追加の思い出話エントリーでも書けたらと思います。
自分は「仮面ライダー」や「ガンダム」は集めなかったのですが「世界の昆虫」は喜んで集めてました。(版元違う会社かも)
ブラックピジョンは自分にとっては怪獣消しゴムで印象深いヤツです。この辺は人それぞれ思い出に差があって面白いですね。
_ ナツカシー ― 2010年05月27日 21:17
S48生まれです、うちのおやじがコレを買ってきてくれました。
最初はウルトラマンのカードしか興味なかたのですが、毎日見ているうちに、怪獣の姿やフロフィーとか好きになた事を
覚えていますw
このブログに見つけたのも、懐かしい事を検索したからです。
いやー本当に懐かしいww
_ しらいしろう ― 2010年06月03日 16:34
怪獣消しゴムと同様に子供時代の怪獣思い出の代表のような存在のアイテムです。(^^)
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
小学生時分は財力も乏しく、完成に至りませんでした。
今も未完成のまま本棚に眠ってます。
でも、再版が叶わなくても、なんらかの形で再収集を始めてみようと思い始めている今日この頃です。