ピクサー短編 メタル置物(2004)/ジブリ美術館ピクサー展 ― 2007年02月13日 04:29
「ピクサー展」開催中のオリジナルグッズ、メタル製のデスクトップです。この手の展示会限定商品と思えば価格設定850円はお買い得感を感じるくらい。そこが落とし穴でファンは全種類手を出す結果になるから、出費はかける種類数……と(笑)。
指ぬきほどの大きさの台座には作品のロゴがレリーフされ上には精密フィギュア。長編作品と違って商品化に恵まれない短編作品がずらりと並べられる現状唯一のシリーズです。ファンならマスト、出費やむなし!
■ルクソー.Jr/Luxo Jr.(1986)
電気スタンドのぼうやがボールと戯れるアニミズム精神あふれるCGアニメの古典作品。現在ピクサー社のロゴとして映画の冒頭で流れるのでファンでなくとも知られていると思われるキャラクター。この作品に出てくる星印のついたボールはピクサー作品のあちこちに登場するのでお馴染み。
ボールの上に乗っているラスト直前のシーンを立体化。直後の展開が目に浮かびます。
■ティン・トイ/ Tin Toy(1988)
『トイストーリー』の原型になった玩具をテーマにした作品。人間の子どもを楽しませることが使命だというモチーフは形を変えても生かされています。 ”ダンシングベイビー”のような怖いデザインの赤ん坊は当時、CGの限界をすごく感じる映像でしたが、今のような時代がこんな早くくるとは。
大道芸人のような楽器の再現が見事で、色々な角度から見ても干渉に耐えうる名立体です。
■ニック・ナック/Knick Knack(1989)
スノードームの中の雪だるまと南国のナイスバディのお姉ちゃんの置物という”お土産もの”同士の好意を描くドタバタ・アニメ。あの手この手でドームを出ようとする雪だるまはいかにもカートゥーン・キャラクターらしい諦めの悪さとバイタリティです。
百人が百人思うことですが、作中そのままのスノードームの商品化を夢見させられます。監督の奥さんのスノードーム・コレクションがヒントだった作品だそうです。再ソフト化の際、お姉ちゃんの胸がボリュームダウンしたことでファンに物議をかもしました。
■ゲーリーじいさんのチェス/Geri's Game(1997)
実験的要素と予算との戦いである短編アニメーション。モデリングする人物は一人なのに演技によって2つの人格を描くという発想にまずいは脱帽です。一人でチェスを打つ老人を秋の風景と共に描く名編。テーマとしても深い!
攻撃される側の人格が逆転の一手を思いついた時の表情でしょうか。攻撃側の表情も欲しくなります。
■フォー・ザ・バーズ/ For the Birds(2000)
電線に並んで留まる鳥たちに珍客出現。迷惑をこうむる鳥たちの表情が愉快な佳作。『カーズ』でも一瞬出演してます。
単体ではなく複数で台座に乗ってるデザインが冴えてます。
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