比美町商店街「ハットリくんロード」モニュメント!2007年04月03日 19:04

氷見・比美商店街「ハットリくんロード」忍者ハットリくん
♪関越を越え、北越も越え氷見の町にやってきた。

藤子ファンのディープな人々と富山へくり出すのもこれで何度目か。今回は31日に除幕式が行われた富山県氷見、比美町商店街に新しく設置された『忍者ハットリくん』のモニュメントを見に行くのがメーンイベント。

既に氷見にはJR氷見線(高岡~氷見)の『忍者ハットリくん列車』、湊川の『忍者ハットリくんからくり時計』、氷見フィーッシャーマンズワーフの『ひみぼうずくん』などなど、藤子A先生に関連した観光スポットがたくさんあり、今回モニュメントが設置された比美町商店街は“潮風通り商店街”として藤子A先生がデザインした名産の海産物をキャラクター化したモニュメントが設置されていて、正に藤子A先生の商店街と言った様相になりました。

今回設置されたキャラクターはハットリくん、シンゾウ、獅子丸、ケムマキ、影千代の5体。原型製作はあの「こち亀」の両さんの銅像も手がけた彫刻家・丸山幸一さん。キャラクター像は特産ともいうべき鋳造仕上げ。約80cmのキャラクターたちは実物大よりは一回り小さい計算になりますが、実物を眺めると本物を思わせるイメージスケールになっています。

ハットリくんたちはある区画にまとまった形で設置され、その部分はちょっとした世界観を再現しています。ハットリくんとケムマキは斜向かいに対峙していて、技比べをしているようにも見えます。特に宙返りを見せるケムマキのアクションたっぷりの立体化は忍者らしい姿です。

「ニャリーン」とご主人様を傍観している影千代。獅子丸と影千代はほぼ素立ちのポージングですが、子ども達と記念撮影するのに良さそうな低い場所に設置されています。

シンゾウの涙パワー炸裂の像は他のキャラクターから少しはなれた場所に設置されています。取り残されて泣いているのか、何か引き離される策略にはまったのか……。シチュエーションのおもしろさだけでなく、A先生の絵をダイレクトに表現している魅力たっぷりの像です。A先生の絵はシュルエットを大切にしている分、360度どこからでも見ることが出来る立体にはなかなか置き換えにくいデザインが多いのですが、まれに見るコミック・テイストを放つ立体物の傑作になっています。

「ハットリくんロード」として生まれ変わった商店街はキャラクター像だけでなく名所をまわるハットリくんたちを3Dレンティキュラーにしたボードと柱50本にキャラクターのシールが配されました。
中には元ネタの分かる印象的な絵もあってファンはついつい沸いてしまうのでした。

コロコロ世代には懐かしい、獅子丸が主人公を務めたシリーズ「ワシ獅子丸!!」の扉絵だ!