E.T.ぬいぐるみ(1982) ― 2007年05月22日 17:53
いまさら『E.T.』に対する説明は要らないでしょう。一大ブームを巻き起こしたE.T.は多くの海賊版商品も産みました。それらの多くはリアルなフィギュアばかりで、このようなファンシーな品はコピーすらされなかった印象です。
自分自身、これらのぬいぐるみはお世辞にも似ているとは感じられず、ちょっと変わった商品として印象に残っています。犬のような鼻はもう別のキャラクターのように見えます。
同じセンスの型紙でファー生地のぬいぐるみと合成皮製の二系統がリリースされました。合成皮のE.T.は経年で表面が剥がれ落ちる素材だったので、綺麗に保存できている人がもしもいたら貴重でしょう。サイズはいろいろありました。画像は約30cmのポピュラーなサイズです。これは約10年前に友人からいただいたものです。
自分にとっては印象的な固体がひとつあります。神保町の本屋の中にあったチケットぴあの窓口に飾られていたこのタイプのぬいぐるみは何か引っかかる存在でした。
ブーム当時は優先順位から落とした商品でしたが、その窓口で長年眺めていくうちに、何か味を理解すると同時に、映画歴史の中で特別に認知されているように感じて嬉しくなりました。
気がつくと、もうその場所に窓口すらなくなってしまいました。でも、結構長い間だったように思うなぁ。あのぬいぐるみ、どこかで無事に引き取られているといいのだけど。
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