チップとデールの大作戦 (1989) ~記憶の穴「ビアンカの大冒険」との関係2007年10月06日 06:33

PVC figurine/ Chip 'n Dale Rescue Rangers / Dale with Compus, Chip with map / by applause (1989)
♪あっちも、こっちもじけんだーらけだ…
……ちちちチップアンデェ~ル、はーやく!(うろおぼえ日本語ソング)

1989年、アメリカのTV「ディズニーアフタヌーン」枠にて放送された「チップとデールの大作戦 (原題:Chip 'n Dale Rescue Rangers)※以下R・R」。日本でもすぐにテレビ東京で放送されて、一部のファン(例:自分たち)に人気を博しました。

ふた昔に近い昔の作品になり、オンタイムでの記憶を確かめたいのにネット上でまつわる記述がないので不安になってきました。
その最もたるのが、原作……だったか、インスパイアのクレジット。「ビアンカの大冒険」の原作者マージェリー・シャープと映画の原作でもある「THE RESCUERS」がこのアニメの元になっているクレジットがあった記憶があります。下請け会社である日本のアニメ製作スタジオの表記はまったくないのに、インスパイア表示だけはしっかりあったと思うのですが……。
“レスキューレンジャー”という設定はビアンカと似てると常々思って見ていたのですが、ずいぶんたってからインスパイア作品だと気づいたような気がします。
当時のエアチェックのビデオは行方不明で確認する手立てはありません。現在ではケーブル放送があるようなのですが、契約してないし……。表記は現在でも健在なのか。気になります。
それにしては、誰もそれを口にしない(ネットで話題にしない)のが気になります。
PVC figurine/ Chip 'n Dale Rescue Rangers / Dale, Chip and Zipper / by applause (1989)
この作品のチップとデールは短編アニメの設定とは大きく異なっています。
シリーズ性質上、設定がパラレルワールドなのはまだしも、吹き替えが甲高い声でなく普通の声だったのに驚いた記憶があります。

先日、入手して喜んだ「ビアンカの大冒険」のエビンルードと同じく、ここでは作品のマスコット的存在、ハエのジッパーが地味に好きです。「ビアンカの大冒険(1979)」から「R・R(1989)」への橋渡しがあって、「ビアンカの大冒険 ~ゴールデンイーグルを救え!(1990)」のスパーキー(オーストラリアの空港にジェイクと居るハエ)に繋がっている!と感じたのがリアルタイム・ファンの時間経過と印象です。
あ、誰もついて来てない!!

おーい! みんなどこぉ!!!(「~ゴールデンイーグルを救え!」ラストシーンのようだ……。)


レスキュー・レンジャーのジッパーはエビンルードと同じく、声では話さず羽音で感情を表すキャラクターです。画像2枚目のチップの頭に乗ってるキャラクターです。画像3枚目ではモンタリーと一緒に敬礼!
PVC figurine/ Chip 'n Dale Rescue Rangers / Gadget Hackwrench, Monterey Jack and Zipper / by applause (1989)
「ビアンカの大冒険」では華のある女性ネズミが主人公でした。「R・R」では紅一点といえば発明家ネズミ“ガジェット”です。力仕事担当の巨漢ネズミ・モンタリーの姪で、オーストラリア出身だったような(うろ覚え)。彼女をビアンカの変形と取るか、チップとデールのマドンナ、歌姫・クラリスの変形ととるか(はたまた両方か)意見は分かれそうです。
アメリカではなかなか人気があったようでディズニーランド内、トゥーンタウンでは彼女が作った設定のジェットコースターがあります。彼女の家から出発するコースターはボタンなど人間の日用品を利用した発明品で、ゲストはネズミサイズに縮んで味わうという趣向。日本でも、以前はキャラクターグリーティングに本人(※←ここ重要)が出てきていたのですが、現在は居ないようです。
アトラクションの位置関係もチップとデールのツリーハウスの隣というアツアツぶり!

最近の商品化率から行くと、チップとデールの彼女といえばクラリスみたいな扱いになっていますが、当時はクラリスの存在感希薄。ガジェットこそがチップとデールのヒロインという認識が強く見られました。今の扱いの低さが、むしろ信じられません。

アメリカではケロッグやマクドナルドのキャンペーンでも商品化されたし、ここに並べた商品もオンタイムの販売品。ほかにもぬいぐるみやら、色々出てました。当時は大きな扱いだったように思います。

僕の記憶を埋めてくれるエントリーのトラックバックやコメント、報告を特に募集して……も、来ないのでしょうか!?

※画像商品は1989年アメリカでリリースされたPVCフィギュア。アプローズ社製。おそらく全6種。

コメント

_ しらいしろう ― 2007年10月09日 08:39

別にリクエストしたわけでもないのに、テレ東版のOP・EDを見せてもらう機会に恵まれました。望めばそれは向こうからやってくる!(すごいタイミングでわれながら驚きました。)

で、肝心のクレジットなんですが「なぁぁぁい!!」
もやもやの不完全燃焼、悪化中です。
思い込みの捏造記憶の可能性は低いのです。それならば、ディズニーグループ同士の自己模倣……言いたくないけど“パクリ”イメージとしてインプットして覚えているハズなんです。

今回のクレジットは1話分のみなので、他でどうなっているのか、はたまたケーブル版等々でどうなっているのかは定かではありません。それでも番組クレジットの可能性は限りなく低くなってしまいました。

……となると、書籍での記述だったか、ディズニー関係者との会話の中での情報だったのか……。出典はいっそうボケてきました。ああ、当時にブログがあれば記憶が鮮明だったのに。

裏設定でレスキュー・レンジャースはレスキュアーズ・ソサエティーのメンバーという扱いで、作品はつながっていたハズなんですが、……誰か、誰かぁぁぁ。

捜査は難航しそうな雲行きです。
♪大きい小さい関わらず、書き込み一発!

_ LOU ― 2007年10月09日 22:47

いやもう、ナイスすぎるタイミングでしたね(笑)。
しかし謎はますます深まるばかりですね。
こういう時に、海外アニメファンって苦労するんだよなあ…。

_ しらいしろう ― 2007年10月10日 18:20

いやぁ、良い資料を拝見できて嬉しかったです。
確かに海外アニメの必要情報・資料ってまとまった場所にないから大変ですね。
その意味、トゥーンガイドは意義ある本ですね。リアルタイムでいろいろ残しておくのは、良い事です。時間がたつと、なぁんにも残らない~。
今後ともよろしくお付き合いください。たわごとにも……(^^;

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