ディズニー絵本版「グレムリン」ロアルド・ダール作 The Gremlins2007年11月29日 04:53

The Gremlins / by Roald Dahl / Dark Horse
「グレムリン違い」の意味が分からないと苦情(?)を受けたので、フォロー。 そもそも、この解説部分をセットにしようと思いつつ、中途半端に終わってました。フィギュアがある事実が嬉しかったもんで。

クリスマスに向けてダンテ版「グレムリン」が観返したい→ネタに使用と思い立つが、どうせなら脇道→ワーナー版→もっと脇道→ディズニー&ロアルド・ダール版を、と思った次第。

かいつまんで言うと、ダンテ映画「グレムリン(1984)」は、第二次大戦中伝説になった、飛行機に悪さをする怪物を材に取った映画。この作品か、「トワイライトゾーン/超次元の体験(1983)Twilight Zone:The Movie」が同世代にとって一番有名な“グレムリン”でしょう。

洋物アニメーションが好きだとルーニー・テューンズのグレムリンが、それに加えて思い出される存在。
自分の認識だと、これくらいのレベルで長いこと来ていたのですが、“グレムリン”がディズニーレーベルで出ていたり、そもそも造語で作者がロアルド・ダール(「チャーリーとチョコレート工場」などの原作者)だってんだから、驚いた。
今の世、何が出てもおかしくないけど、このダール&ディズニー版の絵本が昨年、復刊されました。いやさ、この本はクリスマスには関係なくて、むしろ第二次大戦の戦時高揚モノなんで、もはや脇道どころか脱線モード。
ダールの処女作とも言うべき作品で、ディズニー映画化の予定で書き下ろされたけれど、映画化には至らなかった。ルーニーのグレムリンのデザインも基本的に絵本準拠のアレンジなんですが、正式な権利譲渡ではなかったようで……。

駆け足解説終わり。

ネットには自分が思う以上にいいテキストが並んでいるので、わざわざここで劣化コピーして駄文を増やす必要性もないでしょう。いや、グレムリンだったら水に濡らせば増殖するか? (ダンテ版しか増えないかもしれないが。)
手抜きっぽいですが、関連ブログ記事とサイトを紹介。
本の解説部分にも、詳しく書かれているのですが英語でたどたどしく読むより、日本語でサラリと読めるのは有難い話。読み合わせれば、なお良し。

漫棚通信ブログ版:グレムリンの誕生[January 25, 2006]

荒俣宏のオークション博物誌 :グレムリンの謎 お年玉ブログ[2006/1/7]

roalddahlfans.com(英語)グレムリン

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