渡良瀬川を渡る ― 2007年12月14日 13:43
PEZ/ ロードランナーとワイリー・コヨーテ(’80s) ― 2007年12月14日 18:31
ブームってのは一長一短です。ひとつには流通が確保されます。その恩恵に自分も多々あずかりました。それまではスーパーマーケットでしゃがんで買うだけだったペッツを、まるで美術品のように飾って売る店が生まれ、ひとつの文化となりました。(無論、今でもその文化に慣れない訳ですけど。)
でも、そんな“レアもの”文化のおかげでスーパーマーケットではお目にかかれない品々が眼前に現れ始めました。その中で洋書でしか見たことがなかった羨望の品「ワイリー・コヨーテ」と「ロードランナー」のペッツに出会うことに相成ったわけです。
その10年くらい前のバブリーな値付けでは両者とも高額なペッツでした。どんなにアニメーションが好きでも、ペッツにマンケンを支払うほど裕福ではありませんし、コレクションに盲目でもありませんでした。
ロードランナーは比較的早い時期に自分の経済感覚に見合うメキシコ版を見つけたので購入に至りました。こうなると帰って気持ちが悪い。まるでお雛様でお姫様だけ買ったような気分です。
裏メジャーとも言うべきコヨーテは何処へ行っても高い。結果、スルーを続けて来ました。ところがこの2、3年になって景気の下降線に伴ってペッツのプレミア価格もずいぶんと下降しました。前出のバブル期からすればゆうに半額です。
そりゃそうでしょう。元は子供が握って遊ぶキャンディーケース。チープだからこそ存在価値があるように思う自分にとっては、いつだって1本100円時代が妥当に感じています。言い過ぎかもしれませんが、最近は新作を買うときからプレミア価格気分です。(※現在は森永版200円、輸入ペッツ300円~)
でも、一昨年くらいに終止符を打ちました。10年間、高い高いと値段を気にしてチェックしていた時間から脱却するのに数千円くらいなら払ってもいいという気になれました。
やけに鼻を上に向けて意気揚々とした表情のコヨーテ。
つぶらな瞳をキラキラ輝かすロードランナー。
雌雛と雄雛を綺麗に並べて、何か自分のペッツ・コレクションもひと段落という気分になりました。新作に振り回されつつも、ペッツで一番思い入れある品といえばこの1本です。
ワイリーコヨーテ(薄足): (C)WANER BROS 1980 U.S.PATENT: 3.942.683 MADE IN AUSTRIA |
ロードランナー: (C)WANER BROS INC. 1980 U.S.PATENT: 4.966.305 MIC 1 |
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