羞恥プレイは望んでいませんてば!2008年02月13日 08:18

深夜仕事に欲しくなるのが夜食。仕事がそれなりに火がついてきたので夜通し作業(とは言いつつダラダラやってますが。)の息抜きがてら、空いたおなかを満たすために、マクドナルドへいくことを思いつきました。

なんとなく集め始めてしまったオマケつきメニュー、ハッピーセット『ビー・ムービー』もこれで6食目。次を食べればすべて揃うのだから、一石二鳥。作業を進めている場所、神保町では24時間営業のマックがあるのを知っている。

午前4時過ぎの寒空の中、肩をすぼめて目指す店舗。明かりが見えてきて暖かな店内で食欲と玩欲を満たしてリラックスタイムに浸ろうと思ったのに自動ドアが開かない。見るとドアには張り紙がしてありました。
「機会不調のため、朝5時まで閉店します。」


作業スペースの近くには他の24時間営業店舗の心当たりがないのであきらめ、代案として帰り道で朝マックして帰ろうと思い直しました。おぉ、寒々~。

朝7時過ぎ。自転車で自宅へ帰る途中に通り過ぎるJRの駅。ここにも24時間営業のマックがあります。しかし時間が朝メニューに突入したのでクーポンが使えない。貧乏人としては少しケチがついてしまったけれど、まぁ、しかたがない。

ところが店舗の様子がおかしい。いつもは店内が見える窓に目張りがされているし、いつもは開閉させている自動ドアが全開。見ればリニューアル中で、テイクアウトは出来るけれど、客席はクローズ状態! この寒い中、まだある道のりで冷めること必至なのに、ここでファーストフードを持ち帰るのは少し痛い。出来るなら店内で暖まろうと思っていたのに、計画がパア。

それならば駅を挟んで反対側にももうひとつ店舗があるから、アッチへ遠回りしてやろうと計画をさらに、さらに、変更。そちらの店舗は客席もオープンしていました。

朝の7時台にハッピーセットが注文されるのは珍しいのか、指を刺して「これください」と言う自分にクルー(店員さん)は確認を怠りません。「おもちゃ付のこちらでよろしいんですね?」

そんなに強く念押さないでも……。おそらく指差しで注文しているところから、おもちゃではなく、食べ物を欲して注文していると思ったのでしょう。でも主軸は食事か、玩具かどっちともいえない客なんですよー(心の声)。

最後の1つである6番「シカッチ」を注文して客席でぼんやり食事を始めると、トレイに乗っているおもちゃが自分の注文したものではない。
えぇぇぇぇぇぇぇ~!?  あんだけ確認してたのに、種類は確認しないのかよ!
今週はどんだけマック運ないんだと、思う反面ブログネタにもなるからプラス思考で受け止めようと自分をなだめ下ろしました。家に帰る前に気がついただけ幸運じゃないですか。レシートを見返すとしっかり「6番シカッチ」と印字されているし、帰りにレジで取り替えてもらおうと食事を進めました。


一休みも終わり、さあ帰ろう。取り替えてもらおうとレシートとおもちゃを片手にレジへ向かうとお客さんが3人ほどいる。しょうがないから、おもちゃ片手に自分の番を待ちました。恥ずかしい大人だよ。

やっと来た自分の番。
「頼んだものとおもちゃが違うんですけど……。」
と、レシートとおもちゃを合わせて見せるとクルーはレジ下から在庫をそれぞれ1つづつピックアップして自分の前に出しました。うん、確かに自分に選ばせたほうが間違いがない。ところがクルーから意外な発言。
「今、2、3、5しかないですね。」
えぇぇぇ!?
自分は小さな声で悲鳴混じりに、言いました。
「6番意外は全部あるんですよね。弱ったな、食べちゃったし……。」
普段品切れの玩具がある場合、店舗の見本やメニュー部分には品切れのシールが貼られ一目で分かるようになっているのがハッピーセット。しかし、その表示がなかったから食べたのに。食べたのに。食べたのに。
自分の被害妄想では女性店員は心の噴出しを浮かべています。
(このオヤジ、おもちゃ目当てだったのか……。うわぁ~w)

カウンター内には二人のクルー。自分の相手をした女性クルー(最初のレジも、その後の対応も同じ人)は、もうひとりの男性に問いかけました。
「おもちゃ●階にまだありましたか? 6番。」
そしてビルの別階にあるらしい事務所に男性クルーは走る。その間、1人になってしまったカウンターは客がどんどん溜まり6人くらいの列ができて、横にはポツンと自分がひとり。おもちゃを前に注文するでもなく待つビミョーなお客。相当の羞恥プレイです。

コレクターって人種はコレクションに対しての手間は惜しみまぜん。始発で買いにいったり、整理券もらってならんで買ったり。多少の困難があるくらいの方が燃えるって人だっているでしょう。そういう呆れた資質を自分も持っていることを否定しません。過去にいろいろやりました。

……でも、羞恥プレイは望んでません。

無限にも感じた数分間がたち、男性クルーはダンボールを運び下ろしてきました。最低限の救いとして6番シカッチありました。
正直、映画『ビー・ムービー』への興味は薄くなってきました。おもちゃは今のところ6つ中1つしか開封していません。

6番シカッチを受け取って店内から走り去る自分は勝者だったのでしょうか、敗者だったのでしょうか。