強風!電車にカンヅメ2008年02月23日 23:02

強風の影響を伝える電光掲示板
世の中には間のいい話、悪い話ってのがありまして、自分の場合は断然後者を引き続けているような気がします。『マーフィーの法則』のようなマイナス思考は自分の運気を下げるような気がするので、なるべく考えないようにするのですが、雲気のいい人間だと信じるには、身の回りに起こる事の数々が……。

昨日、自宅に帰り損ねた自分は、次の予定と時間がくっついてしまったので電車に飛び乗り一路、目的地へと出発しました。その時点でも、既に30分弱の遅刻になってしまいそうだと、チリチリとした気分になっていました。目的の駅まで、あと4駅。各駅の停車をもどかしいと思いながら発着を眺めていたのですが、ある駅からピタリと進まなくなってしまいました。

その日利用していた地下鉄東西線は“快速”と”鈍行”で追い越し待ちがある線なので、その間の悪い車両を選んでしまったようでした。
しかし、それにしても停車が長すぎる。次の瞬間アナウンスが流れました。
「風速25mの強風が吹いているために全線で運行休止」し、「再開は風がやみ、安全点検が行われたあと」だと聞いて、正直なところ機械のように感情が沸きませんでした。
あと10分ほど早い電車に乗っていれば……乗り換えがもう少し時間短縮できていたら……いやいや、出発駅で食べたマクドナルドを到着駅で食べる順番に変更していれば、何も問題なく到着できていたはずです。

間の悪い巡り会わせには慣れています。自分らしいとすら思っています。クヨクヨするでもなく、マイナス思考に思うでもなく、解消できないほどの困難でないのだから気にしないほうがいいと思っています。ちょっと人より苦労するけど、なんとかなるならそれでいい。
だから電車の運行休止も、あわてず急がず、対処すればいい。

“振り替え輸送”のアナウンスが流れました。しかし、近隣の鉄道はどれも、ほぼ同時刻に運行休止。バスの通っている駅ですが、行き先はどれも自分の目的地とは90度違う方向で、利用しても益はなさそうです。

そんな状態ならば、運行再開まで待っているほうがいいように思えたし、強風と言ってもそんなに長く続くことなんてないだろうと思い始めたところ、新たなアナウンスが。

進行方向終着駅で“火災発生”だと聞いた時点で「こりゃ、いつもよりヒドイ」と血の気が引きました。
追い討ちトラブル多発。火災や架線に飛来物付着!
前にも後ろにもいけない状態で、出来ることはケイタイで連絡を取ること。まずは現状を目的地に伝えて、他に利用できる交通手段がないか問い合わせ。そういえば、この先には友人が住んでいたっけとメールで現状を説明し、同じようにアドバイスを求めました。

しばらくして、両者から返ってきたメールは異口同音でした。
Nさん「キミの運の悪さにはビックリさせられるよ(T_T)」
Yさん「相変わらず運ねえな(笑)」

運ないこと、有名!?(苦笑)。ブログや酒飲み話として話しているぐらいだからネタ(作り話)じゃないかと思われるブログ閲覧者もいると思います。でも、現実で付き合ってる人は“シライ's ブラック・ミラクル”を多数見ているのでこんな反応なんですね。

メールでのアドバイスはタクシーくらいしかないので、待ってみたほうがいいだろうと言う意見。確かに電車で百数十円の場所なのに、タクシーに乗ったとたん三千円くらい。なら、時間を有効に使いながら待ったほうが良さそうです。

複数人で作業している仕事の電話もかかってきたのですが、資料も何も持っていない状態では答えられず。同じ仕事仲間の友人とメールで相談したり。仕事、友達でのメール&電話&ネットの混乱状態。

自分のかばんの中には幸い仕事の途中の印刷物が入っていました。それに目を通し、チェックしながら再開を待ちました。途中、あわてて入ってきた学生さんが異変に気づき尋ねてきました。
「この電車、いつから止まってますか? もしかして長いですか?」
待ち合わせがあるようなそぶりでセカセカしています。
「もう1時間は止まってますかね。まだまだかかりそうですよ。」
そう答えると、学生さんは諦めて出て行きました。

時折、風に揺られる車両の中はだんだん温度が下がってきて、寒くなっってきました。保温のために車両扉を閉めて、先頭1つだけを主導で開け閉めできるように車掌さんが設定し、扉一つ一つを非常レバーを使って開けていました。

2時間経過したあたりから、ゆっくりするにも限界を感じました。ボヤボヤしていたら日も傾くし、下手をすると目的地どころか、帰りの心配もしなければいけません。
そんなバットタイミングでついにやってきました。電池マークが急速に減っていき、その旨を伝えるためにメールを打とうとした矢先に警告音! 
ケイタイ電話さんは眠りにつきました。だましだまし再起動をかけてメールを打とうにも、スパムメールが飛んできて、その受信に使う電源が必要なのか“受信マーク”を表示しながら再度、切れます。

もう今は動かない、そのケ~イ~タ~イ♪

公衆電話を利用しようにも電話番号簿はケイタイの中なのだから連絡も出来ない。そこで浮かんだのが乾電池の非常充電。最近の100円ショップにはその機器が売られているので、電池と機器の計200円でなんとかなる。
ごった返している改札を巻き込まれながら出て、駅周辺を捜索。目的の100円ショップを見つけました。充電用の機器も見つけました。

でも、パッケージで確認すると自分の機種には対応してないみたいです。
えーっと、前言撤回。見つけたけど、見つかりませんでした。

諦めるにはまだ早い。自分の契約している会社のケイタイ・ショップがあれば充電ができる……、と探しても見つからない。
どこでトラブルが起きるか分からない自分の巡り会わせを警戒して、バッグには何かしら入れている。ケイタイの充電器も持っていたので、屋外のコンセントのあるお店で、お願いして拝借。

既に三時間近く経過していて、タクシー使用も抵抗がなかったので、住所をメールしてもらいタクシー乗り場へ。いざ乗ろうと言うとき、アナウンスが……。4駅となりまで運転再開。これで目的地に行ける! 危うくタクシー乗るところだった(そこまでタクシー怖がらなくても)。
とりあえず目的地には到着したのですが、思い返すと改札でカード通したので運賃が途中下車扱い。小さな失敗。

強風で3時間電車に閉じ込められる話としてネタにもなったし、最低限目的地に着いたのだから良かった。
多少が運悪くても、死ぬような事故にあってないのだから幸せの部類なんじゃないかと思ってます。日々の小さな毒抜き(不運)のおかげで元気なんじゃないかと。

帰り道、車で途中まで送ってもらいながら、そんな話をしたのですが、デジカメを忘れ、再度運転をさせ、取りに戻る自分。

うわわわ~ん、すみません。
自分のボケや不運に自分がズッコケるのは、しかたがないけど、時折、人を巻き込むのは……、まったくもって言い訳できません。

“毒抜き”を手伝ってもらっていると思ってください……、なんて言っても許してもらえないですね。

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