副都心線初乗車2008年06月15日 20:56

副都心線10000系
副都心線7000系

14日開業の副都心線。車両は副都心線に対応して設計された10000系と今までも東西線でよく見る7000系が走ってるようです。画像はその比較を見せるためにホームの反対に走って撮影。
さすが開業翌日だけあって、車両の到着をケータイやデジカメを構えて撮影する人が多かったです。この新車両10000系は、オデコが丸くカーブを描いているのが特徴的です。カーブを描いたデザインは副都心線がテーマにしているそうで、駅構内にも曲面を配するよう心がけられているそうです。(駅配布のフリーペーパー「メトロガイド」受け売り)

車両内に乗ると大きな連結部分のウィンドウに……ん? 先日寄席に行った日に乗った有楽町線と同じだ。シースルーの荷物棚、天井の高い車内……。今更だけど、あれ、10000系だったのか! 副都心線の池袋付近は有楽町線の新線として長らく使われていた線なので、全然不思議さのない話ですが、既に導入されていたんですね。

封切に行ったのにTVの再編集映画だったような気分……(ちょっと違うか。)

到着駅ではトイレに非常灯が点滅し「非常事態です」の録音音声が鳴り響き、ちょっとドッキリ。最近ぶっそうな世の中なので野次馬せずに逃げてきたのですが、ニュースになっていないところを見ると大事がおきていなかったようで何より。
副都心線開業記念グッズ(駅貼りポスターより)

記念グッズはセンスのいいものが多数販売。昨日既に窓口売り切れのアナウンスを見ているので、ここはよだれだけ垂らしておきます。メモリースティックが一番欲しかったかな。平均3000個限定は、そりゃ開業日夕方までは持たないよなぁ。こういうグッズ販売は商売っ気じゃないのかな。

記念プラレールはカププラで代用できるので問題なし!

観劇「ドレッサー」2008年06月15日 23:38

劇団テエイパーズハウス第30回記念公演「Dresser」フライヤー
劇団テエイパーズハウスの『ドレッサー』を観て来ました。 個人的には3月5月、今回と3度目の池袋シアターグリーン。前回みたいに銀座になんて行かないゾ!(自虐)

『ドレッサー』は好評に付き再演と言うお話を聞いていたので、過度に期待していたのがいけなかったのか、ちょっと自分の期待と違ってしまってフラストレーションがたまった感想を持ってしまいました。

男性嫌いの女性“あおい”が引っ越した先には、変わった隣人が住んでいて、大賑わい。中にはNY帰りのオカマさんまでいて、ひょんなことから、あおいのお父さんの前でカップルを装うことになってしまい……。

キャラクターパーソナリティー(性格、個性、クセ)は演じることの基本であり、面白さですが、それに加え“腹に一物持った”感じが加わり、演者には難しそうなお芝居でした。
時に二面性や本性を覗かせる人物、その切り替えは力量を素直に感じました。

“腹に一物持った”感じが、モヤモヤと引きになっているのは分かるのですが、行動原理を明かして謎解きをされてもスッキリしないというストーリー構成が、自分にとってはキツかった。
謎解きなら、それ相応の仕掛けがあって当然ですが、”登場人物の半数近くが仕掛け人で、その不可思議な状況を作っていた”的オチは「そんなの反則でしょ~!?」と言う脱力感。だって、それだったら何でもアリじゃん。 

自分だったら「名探偵コロンボ」よろしく犯人を冒頭に明かすような構成にし各キャラクターの“行動原理”を観客に伝えた上でシチュエーションの面白さを見せていくなぁ。

そう思いをめぐらす時点で、楽しんではいるけど歯がゆさも伴う芝居でした。しかし、再演である以上、今更そこをツッコむのも野暮天。素直にキャッチできなかった自分が敗者なのかな。