石塚真一サイン会in東京神保町三省堂2008年07月13日 23:38

以前、賞賛のエントリーを書きましたが、最新刊7巻が発売されました。相変わらず雑誌で殆ど読んでいるのですが、単行本も欠かさず買っています。

増刊号から本誌へ連載が引っ越す段に、連載ペースが早まり、話が量産化した分、質が低下するのではないかと危惧していました。実際、ビッグコミック本誌へ移ってから順レギュラーキャラクターの投入、周囲のキャラクターへの掘り下げ描写が増えた印象はあります。最初は、その行方にハラハラしていたのですが、読者としてペースになれたせいもあり心配は取り越し苦労に終わったようです。

準レギュラーとして加わった昴エア・レスキューの牧、高所恐怖症の阿久津くん、父を山の自己で失くした少年ナオタは見事、『岳』の世界の一員となった印象です。その分描かれる世界も広がり、いろいろな生活がゲストの単発で終わることなくつながった世界としてリフレインされるようになりました。

作品が長くなれば質が変わっていくのも当然ですが現在のところ『岳』は、うまく世界を広げつつもテイストは変わらずに続いている作品です。今後とも楽しみです。


さて、そんな風に楽しみにしている作品ですが、作者のサイン会に足を運ぶほどと書くと、そのニュアンスは伝わるでしょうか。
何ヶ月か前にも上野でサイン会が行われ、その立地の便利さに行く決心まんまんでした。でも整理券の配布終了が思いのほか早くて断念。

今回は偶然書店店頭で告知を知り、一も二も無く整理券をもらうために単行本をレジに運んだのでした。

サイン会は13:30開場、14:00開始でした。自分はゆっくり出向いたのですが、例によって開始時間をミスして記憶してました。自分の脳内では14:30開始。相変わらずです。

ゆっくりすぎて催し時間が終わっているのではないかと心配した15:00着。既に相当人数がこなされて、人が減っていると予想していたのに行列は6階まで延びる長蛇! 人気の高さを実感しました。

自分がサインをもらったのは終了間際の4:30ごろ。自分以降は列がそんなに伸びず(あたり前だ)、最後の15人といったところでした。

自分の手前は作者・石塚さんのお知り合いらしく、そんなお話をされているのが聞こえてきました。そんな流れもあって自分は開口一番、整理券に書かれた宛名書き用の記名を見て
「しらいさんも、以前どこかでお会いしてましたか?」
と不思議な出だし。まったく無いと即答すればよかったのに、変にヘドモドと話してしまって、恥ずかしかったです。なまじっか出版社出入りしてるモンで……。

『みんなの山 岳』著者・石塚真一 サイン
サインは名前だけでなくイラスト入り。しかも何パターンか絵柄が用意されているのか、前後の人とは重ならないように気を配っているようでした。サービス精神旺盛ですごいなぁ。流れ作業にならないように話しながら絵を描くサイン会というのはいいですね。とても感心させられました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
右「しらいの仕事」表題赤丸の大文字アルファベット。
Next alphabet from "D"

コメント:

トラックバック