映画『カンフーパンダ』 ~素直に楽しめた!2008年08月13日 23:43

カンフーパンダ スタンディー
映画『カンフーパンダ』観てきました。

中国オリンピックに当て込んでの中国ネタ、しかも底が透けて見えるような直球で“カンフー”と“パンダ”の融合なんて……。誰もが不安に感じるように自分も疑心悪鬼で警戒していたのですが、キャラクターデザインは悪くないし、灰色の豹“タイ・ラン”のかっこよさに無性に惚れている自分がいる……。やっぱり劇場で見ておこうと腰を上げた次第。

なんだ、オモシレーじゃねーか!
色彩設計もカッコイイ。そしてこれは最近のファンタジー映画につき物なのかと思うハンド・ドローイング・アニメ・シークエンスの挿入。

例:「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」COOL STUDIO製2Dアニメ  「魔法にかけられて」の元ディズニー・アニメーター、ジェームズ・バクスターの手による冒頭アニメ

赤と黒のコントラストの映える手描きアニメ部分は「魔法にかけられて」と同じくジェームズ・バクスターのスタジオ製。これがカッコイイ! 『サムライ・ジャック』的なエッジとカラーにCGとの本編とのマッチングのためにか入れられた水墨画的なマチエールを加えた画面。
こんなところで2Dアニメの新境地にお目にかかれるなんて思っていなかったのでテンションは急上昇。

本編も型にはまることなく、そしてパロディにも溺れないマットウなドラマ作りが胸に響く。くそう、見る前の自分の方が、よっぽど邪心に満ちてましたよ。

スピーディーなアクション満載でいて、エモーショナルな部分も落とさない展開、脱帽です。師弟愛と親子愛の対比もきれいにきまってる。
こんなキャラクターをリアリティーを保ったまま実戦で役に立つところまで展開持っていけないだろうと読んでいたので、ギャグで流すと予想していた自分。キレイに裏切られて超・気持ちいい展開!

気に入ったので購買意欲も沸いたのですが、フィギュア類が輸入ナシ。
ああ、この場合、自分はこれが修行になるんですね……。


※画像のスタンディーは本日の劇場風景ではなく、『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』を見に行った劇場で撮影したもの。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
右「しらいの仕事」表題赤丸の大文字アルファベット。
Next alphabet from "D"

コメント:

トラックバック