豪雨でGO! ― 2008年08月05日 01:39
「どおぅぇ~!!?」とムックみたいな悲鳴を上げたら、別のフロアはまだ開いているからそこで雨宿りするよう支持されました。
雷は「ゴロゴロ、ガラン」のような平均的なものではなく「カラカラ、ドジャーン!」的な鋭利な音。しかもアタマの真上まで来ているような感じで閃光と音のタイミングは近い。ラクーアの隣にある文京シビックセンターに落ちたのではないかと思える光と音には思わず悲鳴をあげてしまったほど。
携帯で天気予報を調べると、1時間後が比較的雨雲が薄そうだったので、そこで帰ることに。文明の利器、さまさま。濡れはしたけど、最小限だったと思いたいでっす。
久石譲in武道館~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~鼓膜に幸せ ― 2008年08月05日 23:59
とりあえず劇場長編の宮崎駿監督アニメーションは一通り観ているし、サントラもCDを持っている作品が半分以上。しかも多くは聴き込んでいるからちょいと流れればピンとくる。宮崎アニメを離れた久石さんのお仕事も聴き込んだCDがあるし、ファンといえるどの自覚は無いけれ“やっぱり好き”の自覚はあります。
映画音楽のファンとして生音を聞ける機会の難しさも知っているので、これを逃す手はないでしょう。でも、思うだけは簡単。実際には大人気の公演で通常公演のチケットで満足できる席が入手できず、その間にも追加公演が決定。通常の公演は早々に諦めて追加公演にターゲットを絞り、発売日午前10時に予約しました。(いつの間にやら熱気ありのファン行動じゃありませんか。)
会場は予想通りの熱気、熱気!
……だけでなく夏の暑い日、しかゲリラ豪雨に的中。コンサートに向かう途中には靴が「ぐじゅぶ、ぐじゅぶ」とコンサートを始めるハプニング。多くのお子様連れは大変だったでしょう。
(ちなみに自分は途中で100円ショップに駆け込み、スリッパを購入。演奏中はスリッパに履き替えました。)
会場は幅広い客層でその幅に驚きました。かなりのご年配から、チビッコ、デートで来ていると思しき若者カップル、会社の仲間で来たらしいグループ、家に置いて来れずに連れられてきたらしい乳飲み子……。その雑多な客層が武道館に満杯。立ち見まで出ていたのですから、その混雑振りは、スゴイ。
アリーナ席では着ぐるみのトトロが子供たちを出迎えていたのですが館内は撮影禁止。ちょっと納得できない光景でした。それなら、むしろ着ぐるみは出さないほうがいいのではないかと。触れ合って遊べる状態なのだから「写真撮って!」は自然な流れなのに。
子供向けの配慮なのか舞台には大きなスクリーンが用意されていて、演奏曲目に合わせてアニメーションの一部が流れる趣向。
しょっぱなは『風の谷のナウシカ』。オープニングテーマが始まっただけで鳥肌。来て良かったと嬉しさで一杯。
以降年代順に進むのかと思ったら、シャッフルされていました。曲のセレクト、コンサート用と思しきアレンジ、カッティングは常にストライクで聴きたいところが繰り出される印象。(もちろん個人差はああるので、『魔女の宅急便』で重い荷物を運ぶ部分がなかったのが残念だったり、『千と千尋の神隠し』の「いつも何度でも」を外しているのが意外だったりもするのですが。)
現在ちまたで大人気の『崖の上のポニョ』ですが、コンサートではほぼ中盤に登場。あのテーマソングを歌いに大橋のぞみちゃんと藤岡藤巻さんが登場し生で「♪ポーニョ、ポニョ、ポニョ」を歌いました。この曲のおかげでこのコンサートが今年の夏と忘れさせないものになっていくでしょう。
『ポニョ』は最新作で公開も間もない状態だったので演奏された曲はイメージソングが多く用意されました。歌詞がついた形では初めて聴く『フジモトのテーマ』の歌詞に妙に納得してしまった自分なのでした。
2時間を越える演奏はノンストップ。観客の休憩は一切ないのですが、演奏者は切り替わり『天空の城ラピュタ』はブラスバンド演奏。アリーナ席を演奏しながら行進。コンサート向きではない武道館を逆手に取ったような演出で、音源が移動する状態は不思議な存在感でした。
ブラスバンドだけでなく今回の演奏者は総計1160余名というトンデモない規模。1階席の三分の一にまでコーラス隊がいる状態。
最後のトリは『となりのトトロ』。読める構成でしたが、その思ったとおりの展開が嬉しいというか、まんまとヤラれる感じが心地よくて。
場内スタンディングオベンションでプログラム終了。
アンコールは何かと思ったら『紅の豚』の「狂気-飛翔-」!!
スゲえツボついてきたと言う事で自分は大興奮、大満足、サントラファンでよかった! と至福。
この曲にはスクリーンで画像が出なかったので、サントラ聴き込んでいない人にはピンと来なかった可能性もあるけど、たぶん大丈夫。
更なるアンコールには『もののけ姫』「アシタカとサン」。
コンサートの無事終了を祝して宮崎駿監督が登場し花束を渡すサプライズまであり、大いに盛り上がったコンサートでした。
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