週刊マイ・ディズニーランド43冊目 ― 2008年08月17日 02:38
■ジオラマアイテム
・マッター・ホーン・ボブスレー(雪男)
■本誌記事
・アナハイム探訪「おとぎの国のカナルボート」
・キャラクター図鑑「レディ&トランプ」
・ディズニー・ワークス「ライアンを探せ!」
東京の地下鉄銀座線はアジアで一番古い地下鉄だけあって、雰囲気が特殊です。音も違うし、地下道が入り組んでいて無駄が多い。降りて、また登るなんて道も多いし、遠回りもいっぱいさせられる。でも、こなれていない古さは不快なものではなくクラッシックなもののよさを感じさせてくれる存在です。
今日、地下鉄銀座線を乗りながらこの感覚はアナハイムのディズニーランドに通じるのではないかと思いました。
世界最初のディズニーランド、アナハイムではその後に建設されたどのディズニーランドにもない施設やつくりがいっぱい。その“こなれていない”雰囲気はクラシカルで、時に整合性の足りなさを感じるのですが、そここそが味、良さに感じます。
アドベンチャーランドとニューオリンズスクエアの並びが逆転して建設されるその後の流れはしごく納得だし、なぜアナハイムでは気がつかなかったのか、50数年たって振り返った今だからこそ違和感があるつくりがいっぱいです。
43号のアナハイム探訪で紹介される「おとぎの国のカナルボート」がある場所もそのひとつ。「ストーリー・ブックランド」と称されるエリアは他のディズニーランドにはないつくりです。実際、隣接しているファンタジーランドとコンセプトは同様なのだから統合されてしかるべき。
それらを楽しめ、観察できる本として、週刊ディズニーランドは正にオタク向けテーマパーク雑誌(もとい、模型?)だと思う次第です。
キャラクター図鑑「レディ&トランプ」。今回は『Ⅱ』の言及なし。本当に一貫性のない編集だよナァ。保守派のパパ像に成り下がってしまったと誤解する息子からの視点で描かれる『Ⅱ』は無視ですか、そうですか。
ディズニー・ワークス『ライアンを探せ!』。自分観てない映画です。ビデオが未開封のまま転がってる。そんな自分が「おっ! 観たい!」と思えるような記事なら成功だと思いますよ。……思いませんでしたけど。 仕事でこの映画を観なければならない編集スタッフはお疲れ様でした。
ジオラマアイテムは前号に引き続きマッター・ホーンの上部!
この雪男のスチールを始めて見たとき、『スター・ウォーズ(以下SW)』のそれがフラッシュバックした自分。てっきり影響関係にあるのだと思っていたら『SW』の方が先なんですね。
マッター・ホーン自体はディズニーランド開園の1955年からありますが、雪男の設置は1978年。SW公開は1977年。SWのヒットにあやかって影響を受けている可能性が大!?
レジンキャストの組み合わせだとするとパーツの合いはかなり微妙なんじゃないかと心配していたのですが、これが上々! スターツアーズの塔の時も驚いたのですが、この精度を保てる工場はちょっとした脅威。
これはマッター・ホーンの完成が楽しみ! と思ったら翌号は山頂の(1)。つまり(2)があるってことね。ははは。
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