週刊マイ・ディズニーランド48冊目2008年08月28日 19:58

週刊マイ・ディズニーランド48号表紙とジオラマアイテム
■ジオラマアイテム  
・カリブの海賊(建物)
 
■本誌記事
・アナハイム探訪「シティーホール」  
・キャラクター図鑑「ブー」
・ディズニー・ワークス「101匹わんちゃんⅡ」
 
ジオラマアイテムの解説ページは、語るべき部分が多くなったので説明書の域ではありますが、多少読み物的な側面も出てきました。今回のジオラマアイテム「カリブの海賊(建物)」は日本と違うこと盛りだくさんな部分。立体地図的な模型を解説するだけで空間を把握する楽しみを満喫できました。

そういえばディアゴスティーニ社の発端は地図の切り売りで大きくなった会社。会社の特性がそこにあることを思えば、正に今回の企画って立体地図のパートワーク。適材適所だなぁ。

アナハイム探訪のシティホールは18号で既についていたジオラマパーツ。やっと、やーっと普通の読者は実景と比較できるって、どんだけ待たされたことやら。既に持っている品の知識を与えられバリューが上がるのは嬉しいんですが、ジオラマアイテムのリリーススピードと歩調を合わせるのってそんなに難しいことなのでしょうか。

キャラクター図鑑「ブー」はピクサーの『モンスターズ・インク』から。何を汲み取ればいいのか途方にくれます。
ディズニー・ワークスは、ここんとこの定番「Ⅱ」シリーズから「101わんちゃんⅡ パッチのはじめての冒険」。嗚呼自分にとって「Ⅱ」は苦行。救いは2003年に閉鎖されたウォルト・ディズニー・ アニメーション・スタジオ・ジャパンの存在を示唆する一文があること。単に日本人スタッフが多く参加し“親近感がある作品”であると表現されるのみですが、最低限でもひっかかるように表現してくれて、良かった。(怪我の功名?)
Pirates of Caribbean
ジオラマアイテムはニューオリンズ・スクエアに突入。このエリアの中心的アトラクション「カリブの海賊」の入っている建物が今回のジオラマアイテム。

東京ディズニーランドでは入って左へ曲がると同アトラクションがあって、更に進むとアドベンチャーランドがある配置ですが、アナハイムでは順序が逆。その辺も含めて、号が進んで手元にあるアイテムが充実してきたのでぼんやりと全体像が見えてきました。

それこそ今更言うのもなんですが、歴史のあるアトラクションからリリースしてくれれば“建設中が多かった開園当時”から今への疑似体験ができたのではないかと思うのですが……。まったくもって今更です。
カリブの海賊(建物)/クラブ33側

カリブの海賊も開園2年後(1957年)からある由緒あるアトラクション。 建物2階は42号アナハイム探訪で紹介された「ロイヤルスイート」があります。画像向かって右が関係者の秘密クラブ(……って、有名なんで秘密じゃないですけど)「クラブ33」があります。今回のモデルで面白いのはクラブ33をぶった切ったカットモデルになっている点。右端の3つのドアはクラブの建物の中に位置するドアで、後につくアイテムと隣接し隠れます。
カリブの海賊(建物)底面

そして下面から見るとこの通り。カリブの海賊の内部イメージモデルがリリースされる模様。予想していたよりも内部やギミックを詰め込んでくれる開発センスに期待大です。
そういえば今回のモデルも尖り塔の部分やカーブを描いた階段がセパレートに成型され接着されています。この手のかけ具合、大歓迎。屋上テラス部分まで再現されているあたり、大満足です。

次号ジオラマアイテムは「ニューオリンズ・スクエア(建物1)」「トーテムポール」。建物群は見栄えがして嬉しい!