ポストカードボックスセット/ウォーリー/by HEART2008年12月23日 05:26

WALL-E / POST CARD BOX SET
劇場やディズニーストアなど、幅広い場所で見かけるポストカードのボックスセット商品。まずは箱のデザインが秀逸。伸び縮みする首に、おなかを開けてカードを取り出す設計が粋! ポストカードはバラ売りもありますが8枚とシール1枚入りで、この箱入りで1029円(本体980円)ならば、セットの方がお得に感じます。

WALL-E / POSTCARD BOX SET

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ファンタスティック・ジャックスペシャル!2008年12月23日 19:59

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ファンタスティック・ジャックスペシャル!/サンタジャック+大蛇/by yujin
シーズン恒例のガチャガチャ商品。これだけ息の長い作品になるとは誰が予想しただろうか。ガチャガチャ商品だけを数え上げてもきりがないくらい長寿となりました。

ここ数年は情景ものが続いて今しがた腰はジャックをメインとした中型フィギュア。1カプセル300円、全4種類。
きゃしゃな体つきなので自重で曲がってしまうことをよそくしてから PVCだけでなくABSなどを利用した複合素材フィギュア。
不器用な自分は、1箇所はめ損ねて折っちゃいました(涙)。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ファンタスティック・ジャックスペシャル!/パジャマジャック+ゼロ/by yujin

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ファンタスティック・ジャックスペシャル!/ジャック+オバケ/by yujin

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ファンタスティック・ジャックスペシャル!/パンプキンキング+わら馬/by yujin

『ティンカーベル』~4部作って、本気?2008年12月23日 23:59

Tinker Bell / Japanese Movie pamphlet
日本ではついに『ティンカーベル』が封切。以前書いたように、期待度が限りなくゼロに近い状態だったのですが“腐っても”ディズニー。正規でお金を払って、一番いい状態で鑑賞してから正しいジャッジをしようと思って、観ました。

期待してなかった理由は、そもそもビデオスルーのフル3DCGムービーという製作体制。
数年前にはDVDに予告編が収録されていたにもかかわらず、ディズニーのクリテイティブ責任者にラセターが就任して、止めたがっていると伝え聞いていました(※ファンの伝聞)。事実、その後パタリと続報が無くなり、製作が中止になったように見えていました。ところがここにきて全4部作でシリーズ化と大々的に宣伝。いったいどういうこと? 調べてみると劇場公開したのはロシア、メキシコ、アルゼンチン。日本はそれに続く4カ国目。基本的にはビデオスルーが圧倒的に多い。製作もファンには悪名高いトゥーン・ディズニー製(ビデオスルーを多く手がけるスタジオ)。

いやいや、色眼鏡は良くない。制作費が安くても脚本・演出面でカバーした面白い作品はありえなくない。過去には『グーフィー・ムービー』なる傑作もみているわけだから、状況だけでジャッジするのはイカンと思うのですよ。たとえ監督が『ポカホンタスⅡ』『ノートルダムの鐘Ⅱ』の人でもね……。

結果は良かったですよ!
……ジョエル・マクニールの曲が!!

あと褒めるべきは……。どこだろう。
『ピーターパン2』もビデオ用に製作し始めて、その出来に劇場公開へと格上げになった経緯があったけれど、おそらく原作者のもつイマジネーションや表現がすばらしいのでしょう。引用されるフレーズや、イマジネーションは映像化されてもイイと思える。
結果的に導入部と、エンディング間際は映画館で見るのに興奮を感じる映像&音楽でカタルシスがありました。
裏を返せば導入部以降の本編に魅力をまるで感じられないというか……。
画面の全体にピンがあったようなクリアーな画像や、カメラ移動の軌道が数式を感じるようになめらかだったりと、一昔前のCGを感じさせる仕上がり。カット割りも費用のかかる場面を避けてるきらいがあって、たとえばティンクが他の妖精に水しぶきをかけるシーンでは、水しぶきを描かず、“失敗した”という表情をしたティンクの顔とSE(サウンドエフェクト)。カットが切り替わると、みんながずぶ濡れで睨んでいるといった演出。
エンドクレジットのスタッフの名前のほとんどがアジアンな響きなので、予算の厳しさを感じてしまいました。厳しい予算で、と条件付ならば「その割りにがんばっていた映画」だったと褒めたいです。
Tinker Bell / Japanese theatrical ticket

物語はティンクの誕生シーンから始まります。バリの小説の表現をそのままナレーションで使い、「生まれたての赤ん坊が初めて笑い声を上げるとき、またひとり、小さな妖精が誕生します。」と読み上げ、イマジネーションを忠実に再現。 以下、妖精の谷、ピクシーホロウについたティンカーベルは“ものづくり”の才能を見出され、ものづくりの妖精の集団に属するのですが、本人は華やかな仕事をする妖精が羨ましく転職を願って、様々仕事にチャレンジしていきます。でも、そのチャレンジが裏目に出て、ピクシー・ホロウは大混乱。春を運ぶ準備を台無しにしてしまい、季節を届けられないピンチに陥ります。

全体を通して思うことは、結局ティンクが起こした不始末を解決しただけにも思え、ティンクの成長はあるにせよプラスを感じない展開。他の妖精の手伝いの失敗の数々はギャグとしてもキレはない。手伝った体験が後半に活きてくるかと期待していたけど、それも……。

そもそも『ピーターパン』ほか、既に規制のイメージがあるティンクを“しゃべる”ようにしたり、するのに抵抗があるファンも多いと思うのですが、自分はハンド・ドローイング・アニメじゃない分、別物としてスルーできました。
それに今回の作品の原作とも言える『ディズニー・フェアリース』という、いろいろな妖精が活躍するオリジナル・ノベライズのシリーズの存在を知っていたし、アメリカでは商品展開もされていたので『ピーターパン』への直結したイメージは持っていませんでした。
本作ではそのノベライズ版も監修する方がスタッフで参加しているので、世界観的なズレはないのでしょう。

でも、自分からはズレズレ。
むしろこの作品の楽しみ方を教わりたいです。気に入った方、是非感想聞かせてください。

ラセターさんが直させてバケる可能性をかすかに期待していたんだけどなぁ。