青い顔で背広を~2009年02月09日 19:43

スーツ (イメージ画像)
今週、お呼ばれがあるのでソレナリにまともな格好をしなければならない。かねてからその予定に着ていく服があるのかという点が、母にとっては大問題だったらしい。いや、切るべき本人は全然気にしていないのに。

でも、それが大正解。背広を作ったのは10代最後の頃だから、ざっと考えても約15年以上前。この青年から中年への膨張期に体型が維持できる人ってどのくらいいるのでしょう。

明らかに増えた体重は意識しているけれど、そんな、まさか……と、試しに袖を通してみると見事におなか周りが……。これはどんなポーズで引っ込めてもズボンのボタンを留めることが出来ない。いやさ、仮に奇跡でとめることができてもコルセットを締めた貴婦人以上に締め付けている状態では歩くことも困難。

つまり、着ることが、出・来・な・い・! と。
どの道、冠婚葬祭があったときに必要になるのだから「新しいものを買いなさい」と命令口調で本人意思と関係なく決定。

しかし、そんなお金はどこに? 友人関係は昨年に単行本が出たことを知っているから羽振りが良いと勘違いしているようで「メシおごって」とか、半分冗談で言うけれど(半分本気らしいのが怖い!)、まだあの本の入金はないし、世間様が思うような金額は入らないのですよ。何しろ自分の作品じゃないし! 1冊頭で計算したら、あの本をAmazonのアフェリエイトで売った人の方が、儲かるんだゼ!(笑) 是非、褒めて売りまくって作者よりもうけてくださいな!(苦笑)

脱線、脱線。
そんな訳で、借金で背広を買うはめに……。いや、普段のお金の使い方よりも数万倍、生きた出費だと思います。

言い忘れていましたが、このエントリーにオチはありません。
10数年ぶりにスーツを作るというイベントがこんなにこだわり無く進むものかという有様、見るものすべて面白かったんです。

たとえば撥水加工を見せるために売り場で水をコップでかけちゃう店員さん。まるでTVショッピングの実演です。しかも玉になる水を服の上で転がして、一過性の効果ではないと見せる念の入り。

あとは薦めるときの見事さ。こちらは予算ありきなので、見ているのはほぼ値札。デザインがどうとかは興味、限りなくゼロ。
有名紳士服チェーン店はちょうどセールの時期だったので、予算のレベルで1ランク上のラインナップが買えますと上手に薦められて、最終的に薦めの3点の中から選びました。
デザイナー・山本寛斎さんのブランドKANSAI MANの品。別にブランドにこだわるつもりは無いけど、せめてネタになりそう(ヲイ!)と思ったのが後押し。なんとなく色も形も、(興味ないなりに)よく見えたので。

同時に感じたのが、女って服を見ているんだと思った点。
母曰く、今の背広は10数年前の背広に比べて肩がやさしくなっているのが主流に見えているそう。たかだか10数年前の背広と比べても、古いものはシュルエットが肩がいかっているそう。さすが女性は服を良く見ているものだと関心。(年齢いっても…とか言うと怒られそうだけど、ちょっと思った。)

試着してみて思ったこと。
太ったので、想像以上に自分がオッサンだったこと。ぎゃふん。
出費ショック!、流行に左右され無さそうな背広の流行を知ってショック!、自分の体型の劣化にショック!

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