[INDEX]バトメンポグ ~POGの遊び方 ― 2009年05月17日 16:30
写真は1995年ごろ、スーパーマーケットの玩菓の棚から購入したラムネつきケース入りPOG。ポグ原人シリーズの1弾120種が集められるシリーズ。
ポグ原人とはPOGのメインキャラクターで、『チキチキマシン猛レース』のガンセキオープンの運転手のような毛ムクジャラの元気な原人。
当時、時折見かけたキャラクターなのでヒットしていたようです。「バカ+パワフル」のキャラ性はいつの時代にもアメリカで人気があるので(例:ルーニーテューンズのタズ)、自分にとってもとっつきやすいイラストでした。
アメリカメンコ……とは言っても、POGのオリジナルメーカーはカナダ。今思うと、どうなの? その辺。
90年代にアメリカでヒット、日本にも上陸。バトル・メンコ=“バトメン”として、漫画『バトメンキッズ SHOT!!」』(別冊コロコロコミック/1995年掲載)など1995年は特に“仕掛けられた”形跡があるのだけど、爆発的なムーブメントには至らず、昔からあるメンコ遊び以上に人気を博すことが出来ていたのか、はなはだ疑問。
POGは1920~30年代のハワイで飲み物の蓋を使った子供たちの遊びをヒントにし、商品化されたもの。その遊び自体の起源は、そもそも日本の面子遊びなのだから、つくづく世は循環していると言うか。(そして日本人は逆輸入が好きだなぁ。)
“バトル”とか迫力にまかせるのがキッズ・文化のお約束。ポグも同じ文脈に合ったのでしょう……。そんなイメージで↑勢い、いたずら描きしたけど、「シュート」が正しいのか、もう忘却のかなた。POGの頃(1995年頃)はもう大人だったからなぁ。
正しい遊び方。冒頭画像のセットに入っていたトレカ大のカードです。裏面はコレクション・チェックシートになっています。
遊ぶだけではムーブメントは続かず、キャラクター柄の集めて楽しむコレクション性を高めたシリーズが続々発売。アメリカのマクドナルドのハッピーセットでも登場するほどでした。
たしか同時期、イタリア・パニーニ社がサッカー選手の丸面子(ポグと同サイズ)をリリース。このスポーツ界への拡大があったおかげで日本国内でもコレクション・リフィルなどが買える状況になり、コレクター人口が着実に増えていったのでした。
個人的には96年からリリースされたフリトレーのスナックのオマケ“メガタゾ”が印象深いです。(というか、鬼のように収集。)
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コメント
_ CRISIS ― 2009年10月23日 21:25
_ しらいしろう ― 2009年10月25日 01:58
HP拝見しました! イラストレーターが『the ANGRY BEAVERS』の作者だとはじめて知りました。奥が深い。勉強になりました。
自分の場合はフリトレーのおまけのTAZOがメインのコレクションで、POGは余技。本格的な研究&コレクションサイトの存在に嬉しく思いました。
改めてコメントいただくと、自身が無くて手持ちの資料を見返すのですが確証が持てません。いつのまにか呼んでいたので児童誌の記事から得た情報なのか、それとも思い込みなのか……。(たとえば“ポグマンはポグの好きな原始人”のような文章を読んで、記憶が歪んでいる可能性もありそうです。)
今後、何か発掘できたら追加レポートしていきたいと思います。
すいません、あやふやで。
_ J ― 2013年07月25日 10:50
1990年代、ハワイのフリーマーケットでやたらと「POG」が販売されており、
なおかつ、安いとはいえない値段。
何物!? なぜ流行っている!?
など「!」と「?」で一杯になりながら、プラプラしていたのを覚えております。
_ しらいしろう ― 2013年08月07日 13:01
日本だとそこまでの人気があるのか、ないのか実感はない商品だったので、その報告で納得がいったような気がします。
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なるほど、POGMANは「ポグ原人」と訳せるんですね。
納得です(^^)