PEZ/デイジー&プルートNEW (森永版)2009年06月18日 00:38

PEZ / Disney Mickey Mouse CLUB HOUSE / PLUTO & DAISY / Japanese Package
ぱっと見、大差ありませんがクラブハウスのパッケージの上に輝くPEZのロゴが前年の帯にロゴから丸に輝き入りの新バージョンになりました。このパッケージから、これまで全4種扱いだったミッキーの仲間にプルートとデイジーの2種のリニューアル版が編入されました。

97年からリリースされてきたデイジーはXTREME版(2003年頃)で既に現在のリニューアルに近いアレンジになっていますが、XTREME版は番外扱いなので、やっと現行の上品なイメージになった印象です。
ペッツ/デイジーの遍歴

デイジー・ダックはミッキー一座の中ではかなり後に仲間入りしたせいか、近年でもパブリックイメージが変貌し続けているキャラクターです。
短編アニメーション時代では15本しか登場しておらず、2000年代に入ってからのTVシリーズやOVAでの活躍が目に付きます。90年代のスタイルシートあたりからクチバシを小さく描いて、女性的に見えるよう工夫されるなど、まだまだ発展途上にあるキャラクターです。またミニーマウスとかぶらないようにする命題をしょっているせいか、『ミッキー・ハウス・オブ・マウス(2003)や『ミッキーマウス・クラブハウス(2006)』ではポニーテール姿でデザインされていて、露出度から言えば、その姿のイメージが最近の定番のひとつになっています。

ただペッツでは後頭部のパーツは機構上、鬼門なので(顔を押し上げたときに引っかかる部分にパーツを作れない)今回のデイジーは旧作イメージに近いヘアスタイルです。

97年リニューアル版ディズニーペッツは、デイジーに限らずみんな目を縦長に配してポップさを強調しようとしたせいか、頭部が球ではなく楕円ぎみになってしまい、今振り返るとアクの強い表情に仕上がっていました。その点、今回の2点はまさに古典的な丸さを再現した、ある種の懐かしさすら備えた仕上がりになっていて嬉しいです。(ただ、同じシリーズのミッキーとドナルドが異常にアクの強いエッジのついた顔なので、統一感はゼロですが……。ドナルドはまるでダフィーみたいな顔だし。)
ペッツ/プルートの遍歴

歴代プルートとの比較。奥からA(2.6NF/1952-1968)、B(4.9/80年代から97年の顔)、C(1997~2009)、D(番外編エクストリーム版、2003年ごろ登場)、そして最新作。

先代97年版から極端にヘッドが大きくなったのが、少し先祖がえりして小ぶりになった印象。前述の楕円気味だった頭部も球体になって、80-97年代のヘッドに印象が近くなりました。
プルート97版と09版比較

デイジーに比べて、キャラクター性が固定化されて長いキャラクターな分、技術力の進歩とアレンジの変化しか道がないので、今回のリニューアルはかなり地味な印象。もう技術力はかなり前から頭打ちですからしかたがありません。

MICKEY MOUSE CLUB HOUSE : DAISY & PLUTO
U.S.PATENT:
5.984.285
MIC.6

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