マキシキンダー/トムとジェリー ドーム・ゲーム(S05) ― 2009年06月19日 05:14
台所を再現したジオラマの足元には透明プラスチックで作られた迷路があり、冷蔵庫から銀球を転がせてネズミ穴のゴールを目指すという品。お馴染みのシチュエーションの再現に思わず笑ってしまうアイテムです。銀球は底面からジェリーのついた磁石スティックをあてて、操作することが出来ます。ある意味、ジェリーは指示棒で部分拡大されたような異空間扱い。
よく見るとジェリーのフィギュアは03年版のサーフィンの流用。トムは新規造形のように見えます。
ゴールについた玉は、底面のレールでスタート地点に戻り、次のゲームがセットされます。冷蔵庫の下にはレバーがあり、そのレバーをはじくと玉が床面に出てきて再スタート。
飾るだけでも、見栄えがする傑作オマケです。
近年のマキシ・キンダーの中でもかなりお気に入りです。
オレ達の太郎!の看板 ― 2009年06月19日 18:33
View Master / ディズニー・オン・パレード(日本版) ― 2009年06月19日 18:46
はや2ヶ月、やっとビューワーが出てきて鑑賞することが出来ました。
おお! 貴重な内容に嬉しさいっぱい。
そもそも、リールの内容にはちょっとした解説が必要です。
70年代後半、まだまだディズニーランドと言うテーマパークがるのは世界でもアメリカだけでした。ディズニーランドを体験したいけれど遠くて行けないという方々のために、出張版ディズニーランドショーとも言うべき舞台が企画されました。それがこの『ディズニー・オン・パレード』です。現在の「オン・アイス」に似たようなワールド・ツアーが行われ、日本にも1975年に3月25日の名古屋を皮切りに、大阪、広島、東京、岡山、神戸、福岡で6月1までかけて縦断興行されました。古いファンなら記憶の片隅に思い浮かぶイベントかもしれません。
内容はまさにオールキャストのパレードで、ピノキオのショートストーリーやカントリーベアーのショウ、小さな世界のパレード、フレンチカンカンのような人魚のダンスなど、バラエティーに富んだものでした。サーカスのような軽業が繰り広げられ、たんなるキャラクター・グリーティングではない、ショーアップされたものです。
中にはグーフィーとハービーの競演シークエンスがあって、グーフィーのクラシックカーは、まるでハービーのように生きて動き、いたずらをし火を噴いてグーフィーのお尻を焼くなんてトラブルも……。その後、映画『続ラブ・バッグ』で登場したジョーズ風のハービーが登場してグーフィーを食べて飛んでいくという……。映像作品とは違う、ハービー出演作として歴史に刻まれているショーです。
今となっては見ることが出来ないショーを、ビューマスターなら空気感を伝えてくれる! そんな貴重なリールなのです。
アメリカでもこのリールは出ているので、日本版はあきらめて海外版を買おうか悩んでいたのですが、望めばそれはやってくる。日本のトミー版リールを入手。ついに念願の内容を見ることができました。
まずは内容には大満足!
欲を言えば、暗がりでのショーが、背景のない画面構成で奥行きが希薄になってしまうフレームが多く、なんとか工夫をして欲しかった部分が少しあります。
でも、現場での撮影を敢行したこのリールは、やっぱりたまらない立体写真の数々です。
いやー、ビューマスターって本当にいいものですね。
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