マイ・ディズニーランド/グラウンドベース仮組み ― 2009年09月05日 17:12
なにしろ、ストレートに組んだ人の話を聞けば最短でも3時間はかかるという組立ステップ。そして、なにやら不具合の悲鳴も聞こえてくる。微調整をしながら組み立てていくと相当の時間を要するのは分かっているので、ここはゆっくり行きましょう。
ただ、あまりゆっくりも出来ない。デアゴスティーニの商品サポートが来年6月までだと告知。普通なら刊行終了後1年はサポートがあって良さそうですが、事後の処理にはかかわりたくないのか短期間の設定。えぇぇ、14万7千310円の高額商品の売り逃げはご勘弁。最後まで手厚いサポートしてくれないと、困るだよ。
さっと組んだベースボードの様子を見るだけで、ちょっとやそっとの改修では済まない感じ。こりゃ、先延ばしにしてる余裕はないです!
何しろベースボードの合いの悪さは尋常じゃない。
素材のポリは硬化後の収縮(ヒケ)もあるので、これだけ細切れで出されたグラウンドベースが綺麗にはまるのか、当初から不安でした。しかし、途中のパーツ類のはまりの良さが不安を軽減してくれましたし、その設計の方針も見えたので安心してました。
設計の基本は、低い地形のベースボードと高い位置のベースボードを滑り込ませて噛み合わせる方法論で、パークの高低差のある地形を逆手に取ったうまいアイデアでした。

しかし、短い期間でのパーツ同士は割合うまく言ってますが、号数が離れたパーツはまったくもって、その設計が活かされていません。
ベースがチビり過ぎていて、スッカスカ。隣のベースに滑り込ますことも出来ません。
スプラッシュ脇の隙間は地がこんなにも見えています。
たった3本のグリーン・スポンジでフォローするなんて、妄言にもほどがある!
このスポンジ、まったくもって曲者で、考えていたフリという会社側の言い訳以外に機能してないと思うんですが……。
要所要所の隙間は、すべての縦横方向にある状態で、建物を設置すれば、ある程度隠れると思いますが、それでも不安定さを軽減するのに、この程度のスポンジではまったく機能しません。そうとう素材を買い込まないとだめかも……。
それだけではありません。高低差を利用したはずの設計は、その高低を再現できての話。
滑り込ませる前提でパーツの下を開けているプーさんの冒険のトンネルは高さがありすぎて、パーツの下をポッカリ大きく隙間にして口を開けています。
なんやねん!
高さが揃ってなければ、この設計に何の意味がありましょうか。
隙間を生み出すだけではありませんか。
ポリ樹脂の成形はフィギュアだろうが、建物パーツだろうが基本的に頭を下にして、その凹型に樹脂を流し、硬化させ型抜き。樹脂を注ぎ込んだ湯口側にバリが出来るので、そこを削ってパーツを構成します。
ジオラマパーツの底面にヤスリの後があるのはそのためです。 その削り具合を調節、管理してこその設計であるはずの今回のジオラマ、もしかして個体差がかなりあるズサンな工場で製造されてはいないでしょうか。そうでなければ管理を放棄したのか……。
ジオラマのフロントで、とても目立つ位置に面したトンネルなんて、台座から1.5cmほど高い場所でモールドが終わっています。しかも、右肩上がり。
おいおいおい、どーすんだよ、この段差。削れってのか。なまじっかパーツが4つに分かれているから高さをそろえるのが大変だし、削るにしても1.5cmもの樹脂を削る労力、結構なもんだと思いますよ。
待った!
もしかして、トンネルの中を走るSLの高さを考えると、理由がそこあるんじゃないかと、高さを検証してみました。
スッカスカー!!!!
自分の考えすぎでした。1.5cm下げた方が、よっぽどジャストフィットじゃねーかぁ。
反対側の口はこんな感じ。こちらは5mm程度高い印象。
一括で背丈を削るならまだしも、出だしと終わりで高さが違うケズリを求められてもなぁ……。
左右に樹木が無いエントランスも寂しいですが、その入り口から高架を抜けて入場する道のりにぽっかり開くベースの隙間。
少なくともフロント部分くらい、きっちり合わせて欲しかった。
この目立つ部分を、どう埋めたもんか……。
いやー、このジオラマ、そんなにすぐは組み立てられませんよ!!!
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