ガチャ「DGウルトラマン2」を廻す2010年01月08日 19:06

DGウルトラマン2
デジタル・グレード・シリーズのウルトラマン第二弾は最新映画をモチーフにしたキャラクター5種にバリエーションを加えた全8種類。
特に3バリエーションを数えるゴモラは1/3アソート(※シリーズ全体だと各1/15の混入率。)であるために、8種を揃えようと思うと、相当の苦労が予想される……。

前回のバルタン星人の3バリエーションがまだ揃っていないし、その苦労が確立だけでなく体感として厳しいと体に刻まれているというのに、それでも廻すというのは、バカのやること……。

でも、本当はガチャガチャのセット売りって、契約上はナシの存在だし、やっぱ、ガチャって廻してこそ。……それを楽しいと感じるならば。

なんだろう、この心の静けさは。
今なら、多少のダブリも苦にならないし、売り上げがウルトラ映画の成功を裏打ちするならば、加担してあげたいと思えるファン心理。さすがにハンドル回しですべてが出るまで廻す自殺行為はしたくないものの、1/15の確立で出ると思われる、いやさ2/15の確立で出会える茶色いゴモラに出会えるまでは廻してもいいと思える気分。
DGウルトラマン2/ウルトラマンベリアル
ノーマルアソート(キャラ5種に対して均等1/5)で、ギャンブル的にはハズレのベリアル、ゼロ、セブンのうちベリアルばかりが4回も…、
DGウルトラマン2/ウルトラマンゼロ
ゼロも4回も出ても、そんなに精神的な波が立たない。
……ん? バンダイの戦略に慣らされてきただけか? いやいや、多少のダブリはあってもしょうがないものに手を出す時点で覚悟があったのだから、それだけの話。

ここまでで、2タイプある分、レア扱いの(1/2アソート)ザラガス(A)も出た。
でも、目的だったゴモラの中で自分としてはハズレ扱いだった赤(レイオニック・バーストver.)が真っ先に出た上に、それがダブる引き運は、毎度ながら籤運の悪さを痛感。でも、レア・アソート引いただけでも、マシなんだよね。
DGウルトラマン2/ゴモラ(レイオニック・バーストVer.)
でも、止め時を失いそうな出球。
これは、せめてセブンを出すまで廻すべきなのか、それとも茶色ゴモラ(A.初代ノーマル、B.初代ダメージ、各1/15混入)を出すまで廻すべきなのか……。

迷いながら、こめかみがチリチリし始めた頃にゴモラAが出現。
全12投で5種の入手。
喜んで筐体の前から撤退できる!

そうして移動した先で商品を開封すると、どうも変だ。
ミニブックに掲載される写真や、商品見本からすると頭部の角の縞模様がデジタル技術でプリント塗装されているはずなのに、まっさら。ペイントされていない。
DGウルトラマン2/ゴモラ<あれ、角の縞模様がない>
もしかして、不良品? 目指した、その目的こそが不良品? 200円のHGシリーズから300円に値段がアップした上位シリーズと定義されるDGシリーズなのに不良品? 100円アップしたはずなのに品質管理は下がってるの?

なんか、敗北感がふつふつと湧き上がってきましたよ。
そして超・根本的なところなんですが……。

塗装のグレードうんぬんより、ゴモラの造形が、すごくイマイチ……どころかイマサン……。HGシリーズ『大怪獣バトルスペシャル』で新造形されたゴモラの方が、よっぽど初代スーツの再現性が高かったのに、今回は初代といいながらも似てないし、初代と同じ造形を利用して映画版合わせで赤いリペイントをラインナップに入れたりと、ちぐはぐ。

まるでイマジネイションのようにディテールを深く強調した造形は、「ハード・ディテールだからスゴイでしょ?」というアピールなのかもしれないけれど、左右非対称に極端にゆがんだゴモラの顔は、スーツのどれにも似てないだけでなく玩具としても不恰好。

このクオリティの商品に、アソートが偏っているというギャンブル性だけに価格以上のプレミアや商品価値を自分は感じることができません。

……でも、怪獣消しゴム以来、ガチャの商品を追いかけている自分は離脱する勇気がない。嗚呼、こんなに不満言いながら集めるユーザーって……。

そして、出すことができなかったウルトラセブン、ザラガスB、ゴモラBを含む定価セットを購入することに決めた自分は、いくじなし。