コード断線 ― 2010年01月17日 00:31
PVC figurine set/カールじいさんの空飛ぶ家 Disney PIXAR UP ― 2010年01月17日 01:33
クリスマスの晩に商品確保できたときには、「聖夜の演出かっ!」とセルフ・ツッコミしたくなる有様でした。
これまでの同じシリーズの商品に比べてパッケージの形状も若干違うし、その基本サイズも他と比べて大きい印象。このシリーズのキャラクターたちだけがアクションフィギュア寄りの大きさで、犬たちが通常PVCフィギュアを思わせるサイズ。並べて違和感ない比率になっているのは嬉しいポイント。
ただ、そのサイズのせいもあって主人公カール・フレドリクセンはゴロっと大降り。キャラクターを単純化しシュルエットで際立たせている本作のディフォルメ感覚からするとブロック・フィギュアのような商品化の方がしっくりきそうですが、変にサイズがある分、ディテールが込められたつくりです。
その割には日本の感覚のようなハイ・ディテールを詰め込むこだわりはないので、リアル感の同居した甘いディテールを持ったフィギュア(笑)。 カールじいさんの場合、ジャケットの生地の目をモールドしつつ、質感のテクスチャーがない感じが、なんとも微妙。メガネが別パーツなのが救い。人形は顔が命!
その点、モールドの細かさが詰まっていて目を引くのがラッセル。映画でも、これまでのピクサーキャラクターで一番“重ね着”をしたデータ構成になっているラッセルくん。フィギュアで驚くのはバッジをびっしりつけたたすきと、背中の荷物類。
いろいろな角度から見て楽しめるという意味では、ラッセルが白眉。
小道具といえば、カールじいさんも杖や胸の王冠バッジ、指輪といったドラマを語るディテールを省くことなく拾っていて嬉しい限り。
ダグを始めとした犬たちは一番フィギュア栄え(および商品化栄え)するキャラクター。ダグの人懐っこい性格を感じさせるすわりポーズと上目遣いは、眺めているだけで癒されます。
ジャングルに生息する幻の怪鳥ケヴィンは、キャラクターの比率的に一番大柄ですが、そのイメージを尊重。ぎりぎりダウンサイジングされてはいるものの、かなり大型なキャラクターとしてラインナップ。羽の輝きが再現されず艶なしベタ塗りの塗料なのがちょっと残念です。パール・カラーの塗料はさすがにPVCフィギュアには乗りにくいとか、経年劣化の問題とかあるのかなぁ。(PVCと金色は可塑剤の関係でご法度な組み合わせ。)
ムンツの犬軍団からリーダーのアルファと補佐的存在のベータ、ガンマ。プレイセットとして良いバランス。悪役側ながら愛嬌のある彼らは、嬉しいラインナップです。
『カールじいさんの空飛ぶ家』の商品化の中でフィギュア的商品は数えるほどしかないので、旅の仲間や追っ手までそろっている魅力はピカ一! 遊んで、飾って嬉しいコレクションです。
※エクストラ・ラインナップのチャールズ・ムンツは別エントリーにて。
第五回のらくろ漫画賞授賞式を覗く ― 2010年01月17日 23:43
2005年にそばまで行きましたが、施設に入るのは今回が初めて。
老若男女の参加できる漫画賞の「のらくろ漫画賞」の授賞式が開催。のらくろトリオ作家である永田竹丸さんと山根青鬼さんのお二人、そして江波じょうじさんから賞が授与され、作品を前に講評がありました。
学生さんの応募作品の初々しい漫画や、風刺たっぷりの応募作品と幅広い作品群に感心しながら、あっという間の時間でした。
常設の展示スペースはこじんまりしている印象ですが、その展示内容はなかなかスパイスが効いていて楽しめました。改めてアート的な美しさを感じさせる原画や、長谷川町子さんの描く田河水泡さんの生活環境を伝える直筆イラスト、仕事場の再現や貴重なグッズ展示。(仕事場の再現は、もう少しこまめに掃除してあげて。)
また現在は山根赤鬼さんの作品展示も企画されていて少ないながら原稿も展示されていました。世代的に「かばどんとなおみちゃん」が懐かしかった!
ロビーに飾られる大きな合作イラストが圧巻。これを眺めているだけで時のたつのを忘れてしまう楽しい漫景でした。
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