犯罪者の息吹 ~iPhone盗難事件(6)2011年05月25日 05:01

appleストアへの相談の前に、GPSで端末の現在位置を確認できないかと開けていた回線へたびたびコールしていた。

ケータイ電話のコール音は最寄の基地局を基地局を探す「プップップ」という音と、本体の呼び出し音「トゥルルル、トゥルルル…」の二部構成ですが、本他の電源が切られていたり、圏外にあるときは本体呼び出しが鳴らず留守番電話に回されます。

盗まれた当日の直後は、よもや電源が切られている、悪意のある状態でなくなったと想定していなかったので圏外であると判断しましたが、実際は電源が落とされてポケットかカバンへ忍ばす状態だったのでしょう。

そして翌日以降はコールがなるようになったので電源が復活。
iPhoneは電源の持ちが悪いので、普通に使用していれば1、2日でバッテリー切れになりますし、仮にまったく操作していなくても公表の300時間待機は難しいでしょう。

ところが、これだけコールを続けて、この日に及んでもコールが出来る状態からして充電を繰り返し、本体をオンしているところから“使用している”可能性が濃厚です。
昨晩の24日夜八時ごろ、30分に渡りコールし続けましたが問題なくコールされました。もちろん相手は出ません。
不正使用されて黙っているのも癪なので、日付を越えて先ほど(25日1時過ぎ)にコール開始したところ、最初はコールしていたのに、二度目にかけたところでコール音にならず留守番電話に回されるようになりました。 生活時間帯は常人のようです。深夜のコールはうるさいから電源を落としたという反応でしょう。犯罪者の息吹を感じさせる反応で、戦慄します。

以下のことが窺い知れます。
・盗むときから電源を落とすことに迷わない人物だった。(また厚顔無恥な堂々たる反応からして置引が初犯とは思えません。)

・充電が可能ということからしてapple製品ユーザーで共通パーツであるコードを持っていた。iPhoneの不正使用目的が最初から狙いだった。


ただ、分からないこともあります。我が物として不正使用するなら早々にSIMは抜いて、空SIMに置き換えて、本体も初期化すべきでしょう。ところが、犯人は相変わらず時分のSIMを入れたまま。これでは自分の現在地を発進し続けることになります。

そうなると可能性として考えたくないけれど、何かしらクラックして中のデータを除き見ようとしている可能性も捨て切れません。

気味が悪い!

問題は悪化している可能性もあります。
HPからログインして閲覧できるSoft Bankの確定前料金表は「パケ放題」設定のおかげで値段的には変動がないものの、若干のパケット転送が見られます。おそらくこれはiPhone独特の、勝手にapple社へ何かのデータを転送している例の現象と思われるのですが、逆に言えば本体の電源が入っている状態で置かれ続けていることの表れです。

最悪!

 ■事件カレンダー■
15日入店、25:45問題発生。(のちに盗難と確定)
16日休業日、コール復活
17日休業日コール可能。
18日盗難確定コール可能、回線停止。
19日ソフトバンク相談、警察へ盗難届出。
20日
21日(旧ケータイ捜索で連日徹夜)
22日
23日
24日PM3:25apple storeのジーニアス・カフェへ相談。それに向けて回線開ける。
25日AM1:15コールするが、深夜に鳴ると電源オフ、再び回線停止。

何か手は打てないか、うんうん唸って一つ思いつきました。

自分、犯人の似顔絵描けるじゃん!

真面目に捜査が行われるとは思いませんが前科があれば、きっと確認素材を出してきてくれるはずです。数年前に空き巣と出くわしたときに提出した似顔絵には翌日に容疑者の写真を持ってきてくれました。
うまくいけば今回も……。

まずは似顔絵と、なぜその人が犯人なのかを書類でまとめないといけなくなりました。