ガチャ/フィニアスとファーブ ペリー変装ストラップby T-Arts2013年06月01日 04:55

Phineas and Ferb Perry in disguise costume mascot/ by T-Arts (Japan)
新発売のガチャガチャ商品、「フィニアスとファーブ ペリー変装ストラップ」全6種類。
街角で自分以外にも猛然と大人回ししてる人を見かけて、ちょっと微笑ましいというか、同情してしまった品(苦笑)。

今回の商品、幾つかは、自分すら元を見てなくて分からないのが混じってる……超ディープなところを行ってる印象の商品。その分、只ならぬムード。グガガガッ。

ガチャ/フィニアスとファーブ ペリー変装ストラップ (エージェントP -スタイルE)by T-Arts
大元はクルーゾーをイメージしてるのかな、と思ったガウン姿をクローズアップ。
フィニアスとファーブ  ペリー変装ストラップ/by T-ARTS

映画『はじまりのみち』の上映がはじまりました2013年06月01日 23:29

東劇/映画『はじまりのみち』看板(封切日)
映画の日だと気づいて、真っ先にコレだ!と決めた一本。

「はじまりのみち」公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/index.html

僕ら(※あえて「ら」)にとっては、アニメ「ドラえもん」演出時代から、面白いと注目し続けている、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』で有名な原恵一監督作品。

原監督が挑む、初めての実写映画。不安と期待の一本。

巨匠・木下恵介の生誕100年周年記念映画として企画された、木下恵介監督の逸話を基にした映画。
戦時中、木下恵介が母を疎開させるためにリヤカーに乗せて峠を越える苦労を描く。

映画の感想としては……なんとなく学校で連れられて見に行く、文部省推薦のような感触の映画。教育的で、きれいで、……。
そのテイストは原監督の持ち味にある部分だけど、いつもにも増して、その硬さがあるようなファーストインプレッション。でも、時間がたつにつれて、「あのシーンが良かった」と思い出す節々が多くて、やはりイイなぁ、と思わさせてくれる一本。

アニメーショで実写的な演出をするのが、ある種の個性とも言われてきた原監督の初の実写という意味では、必ずしも同じ方法論で作られているようには思えなかった。いや、同じように作られていたとしても、同じように感じなかったというべきか。

たとえば、場面転換や時間経過で自然描写を挟んだカットが挿入されたときにアニメーションだと絵であるがゆえに「雨粒が落ちる」「波のうねり」「雲が流れる」動きとか、部分的なモーションに注目が行くのが常だけど、実写だと「雨の質感」「波の質感」「雲の質感」などの現象を一歩引いてとらえるようなズレの感覚が自分にはあるのだけど、そもそものところ、何かスタンスがいつも通りじゃないというか……。もっとオーソドックスな、木下作品へのレスペクトが、一層実写演出のオーソドックスな立ち位置をさせているような感覚でした。

とはいえ、作品の持つ呼吸は原監督らしいというか。
重いリヤカーを引く、その重さ苦労を描写する手、足元、顔、などの部分を写すカットのテンポとか、感情面での描写の移動とか、カットの間合いは、なぜか原監督らしさを感じました。

うまく言えない、自分の語彙を呪う稚拙な感想ですが、とりあえずはメモ代わりに。
正直、大ヒットになる映画とは言い難い題材なので、興味ある人はスクリーンで観れる時間があるなら、ぜひとも観てほしい一本です。