銀座松坂屋に別れの挨拶を ― 2013年06月30日 23:35
ここのところ銀座の変貌ぶりはすごいです。
新しい建物としては2010年銀座三越東館の増床オープンが記憶に新しいですが、どちらかというと相次ぐ映画館の閉館(シネパトスに、テアトル銀座…)、そして松坂屋と、どうしても去りゆくものにばかりが目につきます。癒える間もない連続のサヨナラ。
1日、「はじまりのみち」を観に行くときに今月いっぱいで閉館してしまう銀座松坂屋に足を延ばしてきました。
ここは最初のコロコロコミック読者参加イベント「コロコロコミックまんがまつり」の会場になった場所という個人的に通い詰めた場所。イベント参加の待ち時間に会談に腰かけて待っていた記憶が鮮明に蘇り、その階段の場所と質感を確かめに上ったり、降りたりしてきました。
屋上にはあの懐かしいドラえもんの電動木馬!
1954年初代「ゴジラ」で新築したばかりなのに松坂屋が炎上!という展開にクレームが来たという伝説の建物。ここでイメージした写真を撮る、バカなお遊びも何度かしました。
[Instagramより]
そういえば四丁目交差点付近、現在は車のショールームのそばに、一店舗だけ表通りなのにいつまでも背丈の低い、一般家屋のような小さな建物がビルに囲まれて絵本「ちいさなおうち」のようだと家族で銀座に出るたびに話題にしていたのを思い出します。あの店はいつごろ立て替えたのでしょう。
そんな「いつ」も思い出せないまま、新しい景色が塗り替えられ、そして多少の違和感を感じながらも新しい風景に慣れていく。
そんなことをこれからも繰り返していくのでしょうが、やはり思い出の場所の消失にはさみしさが隠せないです。
ありがとう。銀座松坂屋。
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