VCD『ピー助 幼少期 原作版』2006年04月08日 18:38

VCD『ピー助 幼少期 原作版』外箱
3月末日までには届きますとあったのに、末日に来ないぞ!なんて思ったら4月の1日、無事に到着。既に商品は散々眺めていたので出来に対する驚きやボリューム感に対する驚きは無かったのですが、背景が変わるとこうも感じ方が変わるかと思ったのが……デカさ。散らかりまくってる我が家を背景にしたとたん数倍大きく見えます。
(たばこ箱ダミーとパッケージの比較を見よ!)

この商品はマンガの中に登場するピー助の幼少期を1/1サイズで再現したというコンセプト。出来も発想も素晴らしいのだけど、自分の住宅事情に難がありましたン。orz
このサイズのピー助でこれだけ空間が圧迫されるのだから、劇中ののび太の家はさぞかし狭く感じたことでしょう。

さて商品は幼少期を再現したというものですが、幼少期ピー助は”ほほの色”がツートンカラーにならない方が解釈としては有力です。
誕生コマの大きい絵がツートンなのでこの解釈なのでしょうが、押入れに入る大きさの頃は基本的にほほの塗り分けはないほうが正解と思われます。その証拠に単行本で書き足された幼少ピー助は絵のサイズに関わらずツートンカラーは描写していません。そして面白いのがそのボーダーになるコマ。 押入れいっぱいになったコマでバケツに顔をつっこみ、顔が見えないところが変わり目のようです。

現在公開中の映画『のび太の恐竜2006』では頬のツートンをあえて廃したのっぺりカラーリングですが、当初このデザインを見たときにはかなり興奮しました。ストーリー終盤に原作の大人顔(ツートン)に育つと勝手に予想して一人で納得していました。
これは勝手な深読みで、実際の映画ではそんな表現はありませんでした。 (もっともそれに近い表現で背中の斑点模様が増えて複雑になる描写があったので、近い狙いだったのかもしれませんが……。)

フィギュアでは以前もエントりーで書いたしっくり来ないカラーリングの白頬ピー助。さすがに限定品を塗り替える度胸はありません。