おととい来やがれ!新聞勧誘2006年04月19日 04:53

一人暮らしだった頃は新聞勧誘員でさえ、たまの来客としてエンジョイしていました。貧乏生活には新聞をとるなんてのは贅沢なので基本的に断っていたのですが……。
例外が一度あって、お金をいらないからとってくれという危篤な申し出をされた事があります。月末でノルマを達成できそうに無いから自腹を切るから契約してくれと懇願され、現金をその場で出して置いていくから、それで料金を払えと。このときは断りきれなかったのです。それから3ヶ月、ロクに読みもしない新聞がどんどん溜まって、チラシと分別して捨てる手間がどれだけ大変だったか。
そんな思い出も今は昔。

ン十年同じ新聞をとり続けていた実家では勧誘員が置いていく粗品と無縁の生活でした.、最近になって母の友人が入れ知恵してサイクルを決めて各社をローテーションにして契約する方法を薦めました。そうすれば洗剤なんて買わないで済むと聞かされ、我が家にはン十年ぶりに別の会社の新聞が舞い込む事となったのです。

しかし! 今思い起こせば出だしから不穏な話だったのかもしれません。
契約し続けていた○○社を名乗ったその勧誘員が話しているうちに△△社の新聞勧誘員だったと分かり、おかしいと思いながらも、ついにその別の会社の新聞に契約したのでした。

この数ヶ月、我が家では大手△新聞は不評でした。記事よりも多い広告にズッシリ重たい折込広告。読み慣れない構成。特に不評だったのが連載マンガで両親いわく「良さがさっぱり分からない。」とまで言われる始末。自分はそこまで酷評できませんが、比較をすれば読みなれた佃公彦さんの『ほのぼのくん』が恋しかったです。

そんな訳で契約が切れるのを待って、古巣の東京新聞を取ることになりました。

ところが契約が切れた△社からの勧誘がまるでストーカーのごとく吹き荒れる日々が始まりました。訪問だけでなく電話もあり、その頻度と勧誘のエゲツなさに母はキレまくり自分も辟易とさせられました。
最初の勧誘が社名を偽っていたという話は母の聞き間違いなのではないかと思っていた自分も自身の耳で聞いて呆れました。先日は宅配便を装って「お届け物です。」とやってきた。サギやんか。
扉を開けさせるための手口だと分かると怒りさえ湧き上がります。
毎回ピシャリと断り、それでも食い下がる勧誘員に母は我が家での内容に対する不評を伝えると「新聞なんて隅から隅まで読んでるんですか?」と失礼な応対。母は活字中毒なのでかなり隅々まで読み、新聞のクロスワードも必ずやってるヘビーな読者だ。そんな人に禁句のような売り言葉を浴びせるなんてプロ失格。
あげく一番最初の話のように数ヶ月ただにするから契約しないかと言い出す勧誘員。母は既に新聞が嫌なのではなくしつこい勧誘員の態度が嫌だから取らないと断ると「タタでも取らないなんておかしい」と言う捨て台詞。いやいや、狂ってるのはあなた達だと思うぞ。

その後も毎日のように来てました。むしろ逆効果だってば。
自分だったとしても二度と契約しないよ。
最近やっと来なくなってせいせいしてます。
おととい来やがれ。新聞勧誘!