マーク・アンソニーとプシーフットMarc Antony and Pussyfoot〜THE DOG CHARACTERS2006年05月23日 07:19

Marc Antony and Pussyfoot /マークアンソニーとプシー・フット (1998ワーナーマイカル新百合ヶ丘にて)
◇画像は新百合丘駅にあるシネマコンプレックスの劇場”ワーナー・マイカル”にあるマーク・アンソニー像。1998年撮影。わざわざプシーフットTシャツを着て満面の笑顔の2ショットです。

戌年にちなんで犬のキャラクターをピックアップして行こうという気まぐれエントりーシリーズ。せめて月イチくらいで書こうと思っていたのに気がつけばもう5月。下書きフォルダにメモだけはたくさんしていたのに。

そこで今回取り上げたいキャラクターはルーニー・テューンズ一座の一匹、”マーク・アンソニー”です。バッグス・バニーを代表とするスターキャラクターが複数入り乱れて構成するシリーズの中ではマイナーな彼です。

普通、カートゥーンでブルドックの役回りと言えば猫をコテンパンにするのがステレオタイプの中、彼は小さな黒猫”プシーフット”の天真爛漫なカワイさに魅了されひたすらにプシーフットに振り回される役目を演じるキャラクターです。

ピクサーのCGアニメーション『モンスターズ・インク』の中でブーに振り回されるサリーに影響を与えているキャラクターで映画の中ではゴミ処理室に落ちてブーはスクラップになってしまったとショックを受ける場面がマーク・アンソニーとプシーフットのデビュー短編『 Feed the Kitty』(1952)の再現になっているというお遊びがあります。


短編作品の出演が5本ほどしかないキャラクターですが作者チャック・ジョーンズの評価が高まる中、再評価とマーチャンダイジングへの露出が高くなりWBSS(ワーナーブラザース・スタジオストア)ではコンスタントに商品が開発されてファンを喜ばせました。

自分がハマったのもこの90年代後半の時期で、LDに収録された作品に大爆笑。たった2本見ただけで彼の虜になりました。その頃はまだマーチャンダイジングは皆無で、アメリカでPVC人形が1種リリースされている情報を聞き悶絶しながら探していたのですが渡米したマニアの友人がつにそのフィギュアを発見。お土産として手に入れることが出来ました。(この話は別の機会に。)

ミシガン・J・フロッグといい、主演作が1本しかないようなキャラクターまで最スポットを当てて新作を作り、マーチャンダイジングも盛んだった90年代後半。WBSSを全世界閉店してその隆盛は幕を閉じた感もありますが新作長編映画『ルーニー・テューンズ・バック・イン・アクション』(2003年)などの流れもあり、地味に系譜は続いているようです。この作品にもちらっとマーク・アンソニー、出てます。



エンサイクロペディア(英語版)のマークアンソニーとプシーフットのページ
http://en.wikipedia.org/wiki/Marc_Antony_and_Pussyfoot

ルーニーチューンズオフィシャルHP<英語版>では『ワンチャンネコを 飼う/Feed the Kitty』を見ることが出来ます。