独の名作まんが復刊『おとうさんとぼく』…!2008年11月05日 19:41

『ヒゲ父さん』(原題:父と子)』シリーズ。青萠堂刊。(岩波少年文庫『おとうさんとぼく』の復刊)
ドイツの古典的傑作漫画「おとうさんとぼく(E.O.プラウエン・著)」。
子供の頃、岩波少年文庫版で読み、気に入っていました。おおらかなムードと、巻末に紹介されている作者の人生とのギャップが、反戦まんがとは違うアプローチで自分にトラウマを植え付けました。

作品には一切戦争のつらさを出さずに抵抗していたかと思うと、この作品の志の高さに身震いさせられます。

長い間、絶版でしたが、一昨年ついに復刊されました。しかしタイトルは……。慣れ親しんだバージョンと違うというだけでこうもガッカリできるものでしょうか。

ほぼサイレントの内容は翻訳の差すら出ない内容。タイトルだけ脳内変換して、是非手にとって欲しいまんがです。

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コメント

_ 蝶吉 ― 2009年09月26日 02:14


 はじめまして。
  子供の時に読んで、とても好きだった作品で、探していたのですが、改定版になっていたとは知らなかったので、今度、ぜひ読んでみたいと思います。
 タイトルが変わってしまったのが、残念です。
  以前のタイトルのほうが、素朴で絵のタッチや作品にぴったりだと思うのですが・・・。

_ しらいしろう ― 2009年09月27日 01:26

まったく同感です。
直訳タイトルの「おとうさんとぼく」の方がピッタリですよね。変にキャラクター性を乗せようとして、印象が違ってしまいましたね。

自分は岩波の80年代復刊とドイツの出版(90年代に購入)の2シリーズを持っているのですが、この復刊も試しに購入してみました。中身は同じですが装丁が違うだけでも、本としての味わいが変わって面白いものでした。

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