寄席/日本演芸若手研精会 第304回師走公演2006年12月02日 23:56

国立演芸場、入り口
この数週、へこみ気味の気分を引きずっているところに、寄席のお誘いをもらったのでいい気分転換になると思って出かけてきました。最近は映画も寄席も一時期に比べて格段に行く機会が減ってしまったので、そういう機会は喜んで受けたいです。

何度めか分からないですが、今日の寄席は「日本演芸若手研精会」。読んで字のごとく、通常の寄席に比べてフレッシュな方々の寄席。とは言ってももともと平均年齢がとても高い世界なので、若手と言っても自分と似通った世代の方たち&以下だったりする訳で、なんだか自分のトシを考えてチリチリしたりする気分も少しあったりなんかして。

今までの自分の嗜好からすると、安定した名人芸への期待と違って特別な期待もなく、ちょっとしたものを見に行ったつもりだったのですが、これがなかなかどうして良かったです。熱がこもっているし、ノッてる感じがすごく心地よかった。前座でさえも前座とは思えないくらいでした。以降、続く演目はハズレなし。後の人がやりにくいなんて本音をネタにして始めるくだりも、いい意味で即興の面白さを感じさせるものでした。即興と言えば扇子をつえに見たてて、それが転がる演出のくだりで、「あんなに扇子が飛んでくとは思わなかった。」とフォローが入ってウケました。ハプニングも貪欲に笑いに変える素晴らしいアドリブでした。

いや、ほんと面白かった!

<演目>
『堀ノ内』柳家 小ぞう
『鮑熨斗』入船亭 扇里
『夢の酒』入船亭 遊一
『明烏』春風亭 朝之助
『御神酒徳利』三遊亭 遊馬
『不動坊』春風亭 一之輔

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