カーズDVDプレミアム・ボックスを開封せよ2006年12月16日 16:38

カーズプレミアムボックス<開封図>
限定商売に振り回されている感はあるのですが、とりあえず5000セットと言う響きと、当初はどのタイプのミニカーが付くのか分からなかったので見切り発車で予約注文をしてしまった自分です。
何よりも日本未発売を含むミニカーが入っていると言うふれこみに突き動かされたのですが、あちこちで指摘されている通り、ディズニーストアのダイキャストミニカー・ツインパックと同型(そして発売中のスペシャルボックス、DSマックのセットなども同じ型)。品薄の商品がセットされているかと思っていたのに受容と供給が上手くいってません。全然日本未発売じゃないし……。正直、随分前から 指摘はされていたので降りるかどうかも迷ったのですが結局、購入に至りました。ま、キャンセルするのが面倒でしたしね……。

そして、このパッケージではコレクションカードが付いてきません。
既発売と違う点は唯一、車体の裏に白く名前が英語でプリントされているだけです。微妙~。
全ラインナップ12車種の内なんで10種だけなのかも微妙~。

輸送用の箱を開けて、更に中の化粧箱を開けると冒頭の画像のようになります。重箱のように紙トレイが3重になった梱包で一層目はミニカーセットとDVD、二層目が本、三層目がプリントアートと言う構造になっています。

二層目は劇場公開時期に発売された『ジ・アート・オブ・カーズ』(スタジオ・ジブリ刊)がそのまま入ってます。ピクサーのコレクターズボックスビデオ・DVDは 『モンスターズ・インク DVDリミテッド・コレクターズ・ボックス』『ファインディング・ニモ DVDコレクターズ・ボックス』『Mr.インクレディブル DVDコレクターズ・ボックス』と毎回「ジ・アート・オブ~」がセットされていたので、今回は通常販売版の『ジ・アート・オブ カーズ 』を我慢してました。やっと、ゆっくり眺められるのが嬉しいです。
そして私事ですが今まで資料もなしに書いていたブログが結構、いい線だった事が分かり嬉しかったです。『青い自動車』(※本書では『小型クーペのスージー』表記)を重ねていた自分の感性は的はずれではなかったようです。監督が子供の頃に見て影響を受けていたアニメだと紹介されていて裏が取れました。公開後も「擬人化された乗り物たち 」として似たタイトルを列挙してますが、自分の嗜好って同じものの繰り返しなんだと改めて意識させれたりして……。
(いやいや、直感が当たっていたのだから、めでたいと思おう。)
なお、ボックスにセットされている本は第二版です。初版マニアはやっぱりバラで買うべきだったかも。……いやいや今回の本はボックス仕様で価格とバーコードの表示が無い、特別仕様になっている! そこに喜びを見出そうと自己暗示をかけています。

でもこの違いレベルだとミニカーの名前表示と同じで微妙~。

ミニカーも本もDVDも通常販売と大差ないと言う微妙な限定パッケージの中、唯一単体で購入できないアイテムがこの「特製プリントアート」です。えんぴつで書き込まれたシリアルナンバーがまるでリトグラフのようにありがたみを感じさせる演出になっています。ボックスにはわざわざ”非売品”の表示が付いているのですが、これがセットして販売されているのだから”分売不可”が正解ではないかと思うのですが。 
ビデオ、LD時代の予約特典のリトグラフにしても今回のアートにしてもどれだけ価値が有るかは本人の価値観次第と言うところでしょう。自分にしてみると割とそっけない感覚なのですが、セル状の透明シートにキャラクターを別プリントして重ねてある質感は綺麗で、それなりにアートとして楽しめます。
何より額装の威力と言う気もするのですが、魅せたモン勝ちですね。

貧乏人は逆算でお値段を換算したいところです。購入価格約\14000-\3990(本)-\2500(DVD)-\6000(ミニカー10台)=\1510(アート代?)
定価で計算すると\19950(Pボックス)-\3990(本)-\3360(DVD)-\6720(ミニカー)=\5880(アート代!?)
……微妙な計算結果が出ちゃいました。
どうせバラで買うものだからセットで買えばお得だろうと思っていたのですが、割引後が適正価格で損得ナシと言った印象。定価に至っては……高ぇよっ! そう感じる自分はケチンボなんでしょうね。

さて、本編のDVDなのですが、まだ特典映像しか見てません。
通常版DVDと同じと言うそっけなさがなんだか残念です。
本編よりも長いメイキングなんてのは行き過ぎの感もありますが、昨今の”なんとかエディション”商法にどっぷりつかってるユーザーとしては淡白に感じて仕方が無い内容です。
もう少しソフトを楽しんだらまた感想を書いてみたいと思います。

全体的に散々なことを書いてる感じですが、これは当初からタイムリーに映画を追いかけてきたファンにとっては既に持ってるもののセットであると言うせいです。今からどっぷりハマりたい人にはもってこいなセットであるのは言うまでもありません。
↑フォローにしか聞こえないかもしれませんが、ディープなファンであればあるほどスルーするのも難しい品だと言うのは事実です。ほら、こんなに好例がここに一人……。

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