毎年、クリスマスシーズンは祭り騒ぎのテーマパークが恋しくなります。でも旬を過ぎるのと欲求はみるみる薄くなって……。
一部の人は「年に何回くらいディズニーランドへ行くの？」って、聞かれることがありますが、その認識は間違いです。
面白そうなイベントの誘いがあったので「喜んで！」とばかりに行ってきました。前回が２年前だから、当人的には久しぶり感覚。（生涯で数回の人に比べれば、遥かに行ってますが。）
題して「東京ディズニーランド・カウントダウン・プレビューナイト2008」。毎年、深夜営業で年明けをカウントダウンするイベントのプレビュー版です。（リハーサルを兼ねてるのかな。）
昔は普通のパスポートで本チャンのカウントダウンも、プレビューも見られたようですが最近は専用チケットが販売され、通常営業とは区別されています。本番「カウントダウン」は抽選購入と言う人気プログラム。チケットも12000円と高めなので覚悟の足りない自分は参加したことはないのですが、身近にパーク・ファンがいるので、熱気は耳にしてます。プレビューはオールナイトではなく、早い時間（PM8:20～）にショーを開催。アトラクションも動いていて時間内は楽しめてチケット代は4000円。うん、予算圏内。

そして、もうひとつ行く気になった理由が「ミッキー80周年」「子年」、そしてやけにマイナーな「ねずみキャラクターのフィーチャー」。ビジュアルイメージにビアンカやロクフォールの姿を見たら、何か放っておけない気分になりました。ビアンカ大好き病が一番の原動力なのかな。 人気のあるイベントだと思っていたら、近年はネット・オークションで開催日直前なら原価割れするとか。今回、友人任せで手配を任せていたら”場所取りつき”と言うサービスつき（苦笑）で、購入することが出来たそうです。

さ、久しぶりのＴＤＬ。楽しむぞ～！
冬の寒空だからと厚着をしたけど、他は用意ゼロ。ショーが始まるまで、時間があったので「カリブの海賊」をライド。映画『パイレーツ・オブ・カリンビアン』バージョンは初体験だったので、驚き、驚き。目の前にホログラムのように浮かぶディヴィ・ジョーンズに突っ込むのは嬉しい驚きでした。

もうひとつアトラクションを回るには時間がなかったので、カウントダウンショーの場所へ移動。チケットを譲って下さった団体さんのシートにまかりしました。用意のいい団体さんでレジャーシートにホッカイロ、そして暖かいお茶をご馳走になり、有難いやら申し訳ないやら。

さぁ、いよいよと言うときだんだん雲行きが怪しくなってきました。
よもや、降るとは思っていなかったのですが、キター！ 最初はパラつくだけだろうと思っていたのにだんだん強くなってきましたよ！　誰の行いが悪いんだ～？
そして、団体さんが差し出してくれたのが人数分のレインコートとポンチョ。どんだけ用意いいんですか。有難くて涙が出そうですよ。
ツレは遠慮して受け取ろうとしなかったけれど、自分はさっさと受け取って厚くお礼をいいました。いまさら遠慮してもしょうがないでしょう。しかも、遠慮しなかったら結果的に大変なことになってましたよ。

ちなみに「カウントダウンイベント」は雨天中止の場合もあります。
過去、中止された例はなかったと談話していましたが天気は悪くなる一方。
歴史を刻む一夜になったら笑っちゃう、そんな乾いた会話も湿気る空気の中、大音量でイベントは始まりました。 「ダンシングマニア（2000）」以来定番の参加型振り付けはミッキーマウスをイメージした耳に手をやったりするもの……なんですが、オジさんにはついていけません。「歌いマウス」「踊りマウス」の煽り文句にあわせてレッスンタイムがあれども、自分は傍観者。

パレードのフロートは懐かしい物も多くて、メロディも耳馴染み充分。不覚にも『ワンマンズ・ドリーム』の選曲には胸がいっぱいになっちまいました。
カウントダウンはＴＤＬ２５周年を記念して２５から。
……何をカウントダウンしているのかと言う覚めた突っ込みは、その場では盛り上がっていたのでナシ。

無理やりでも高揚させてくれるエンターテイメントはすごい。
しかし、盛り上がりをよそに、強弱を繰り返しながら雨は本降りへ……。パレードが終わると熱気から覚めた観客のお片づけのあちこちで脱力感的な空気が。みなさん見事にグッショリです。座っていた場所は乾いているけど、他は水溜りできてます。ツレは“グチョグチョ語”を話すおしゃべりブーツを履く羽目に。わはは……。レインコート、もらっておいてよかった。

メンツ中、TDLへ来る率が一番低いのが自分だったので残り時間の行き先は自分の希望を優先してくれました。「ホーンテッドマンション＜ホリデー・ナイトメア＞」「イッツ・ア・スモールワールド＜ウィンターホリデー・バージョン＞」と季節限定ものと、最近リニューアルした「スペースマウンテン」へ。
ほぼ、これで時間いっぱい。満喫しました。
グショヌレに関しては、時間が良い思い出に変換してくれるでしょう。トホホ。

[追記]デジカメを確認したら、クララ・クラックの写真が一番多かった……。どうでもいいキャラの筆頭のようなキャラクターなのに、居るのツボだったらしい。なんだかなぁ。