PVC/ミッキーヒストリー(’90s後半)Theme park2008年02月15日 17:43

PVC / Mickey and Minnie (Steamboat Willie/1928)
子年にちなんでミッキーマウスのフィギュアをピックアップ……と企てていたのですが、量があまりにも膨大。そして、テーマもあまりに雑多すぎてどこから手をつけていいのやら。

その意味、比較的テーマがはっきりしているのは歴史を振り返るパターンの商品。節目があるごとに、似たようなコンセプトの商品が現れている印象があるので、80周年の今年には再度、同系統の企画が見られるかもしれません。日本オリジナルだとメディコム・トイが「ミッキーマニア」を中途半端にリリースしたばかりだから望み薄いかな……。

今回掲載している商品は90年代末期にTDLを初め世界のテーマパークでリリースされた商品。価格失念してしまいましたが、360~420円だったような、気がします。(信用度・低)
本体刻印(C)DISNEY MFG BY M.P.I.
CHINA LARGO.FL.3773

冒頭画像はデビュー作「蒸気船ウィリー(Steamboat Willie/1928)」のミッキーとミニー。
PVC / Mickey Mouse (The Mail Pilot/1933)
ミッキーの空の英雄 (The Mail Pilot/1933)。
同名の漫画版もありますが、他のラインナップの流れからしてアニメ版でしょう。初期作品からメジャーどころをピックアップしたラインナップですが、これと「ポロゲーム」がピックアップされているあたりは先駆的。
PVC / Mickey Mouse (The Band Concert /1937)
ミッキーの大演奏会(The Band Concert /1935)。
ミッキーシリーズのカラー化第一作。
PVC / Mickey Mouse (Mickey's Polo Team/1936)
ミッキーのポロゲーム (Mickey's Polo Team/1936)。
ミッキー・チームとハリウッドの有名人チーム(チャップリン、ローレル&ハーディ、ハーポ・マルクス)のポロ対決を描いた短編。
PVC / Mickey Mouse (Magician Mickey/1937)
ミッキーの魔術師(Magician Mickey /1937) 。
個人的には後の再使用映像「ミッキーマウス・ディスコ(80)」で繰り返し見た印象が強いコスチューム。逆転現象!
フィギュアでは手に持ったトランプに“A”のプリントがされている、こだわり仕上げ。
PVC / Mickey and Minnie (The Brave Little Tailor /1939)
ミッキーの巨人退治(The Brave Little Tailor /1938)。
「巨人征服(1933)」のリメイクで、後年「こぐま物語/ミッキーと豆の木(1947)」で更にリメイクされる巨人退治モノ。 この「巨人退治」の二作後「狩は楽し(1939)」で白目アリの処理に変わります。振り返ってみると黒目姿ミッキーの最末期の姿。
異世界の設定とはいえ、お姫様のミニーとミッキーが結婚するシーンまで描かれた点でも、到達を感じる作品。

考えてみるとこのフィギュアシリーズは珍しく黒目版だけでまとめていて珍しいセンスです。少ない数ながら要点を抑えたピックアップ。印象深い商品です。

テレホンカード「バックス・バニー」「トゥイティ」(1987)2008年02月16日 06:19

telephone Card / Tweety / japan (1987)
品名 105 <230-077-昭和62年.3.15発行>

ケータイの普及により、テレホンカードはもはや絶滅危惧種。新しいカードが出ないのだから、コレクターも当然、熱気喪失。今でもがんばって集めてるひとって稀有でしょう。チケットショップの傍らに鎮座するテレホンカードも所在無さげに感じます。いやいや、suicaはじめ電子マネーが主流の今の世の中テレホンカード以外のプリペイドカードだって見かけなくなってきました。

上掲画像は昭和も終わり間際にリリースされたテレホンカード「ルーニー・テューンズ」トゥイティ。当時としてもめまいを感じるヘッポコな作画です。正直言って笑いものにしたくて購入した品物。やっと長い間の保存が実を結び公開します(ヲイ!)。

トゥイティはまだまだマシなほうでして……。バックス・バニーなんか……。


心の準備をして、どうぞ。




Telephone Card / Bugs Bunny / japan (1987)
品名 105 <230-093-昭和62年.7.10発行>

ヲイヲイ!
最早パチかと見まごう白顔ウサギ。単なる色間違いだとしても、ほとんどの面積の色を間違えるたぁ、相当太い神経ですよ。
つーかさ、承認OK出すな!
トゥイティ共に指を5本に直しているのは間違いではなく、日本向けローカライズなのかもしれないけれど、他の商品化でこの処理を見た記憶がありません。ワーナー側の注文とも思えないのですが、作画現場の勝手な判断なのでしょうか!? いったいこの商品の製作過程何が起こっていたのか。

手袋が黄色で白いウサギ。まさか『ロジャーラビット』と間違えたんじゃないかと言う仮説も一瞬浮かんだのですが、発行年がロジャーよりも前なので、成立しませんでした。ある意味ホッ。ライバル会社のキャラクターと間違えていたら、末期症状。いや、顔が白い時点で充分な失敗……か。

いろんな意味で謎です。

アニメ上映会、お疲れ様でした2008年02月17日 23:59

会場風景
2年に一度のアニメ上映会。自分は毎回上映技師。
映写機を触っている瞬間だけ気分は「ニューシネマパラダイス」。終わればオタクな自分へ。

週刊マイ・ディズニーランド20冊目2008年02月18日 23:50

週刊マイ・ディズニーランド20号
今号でついに20冊目。全体の1/5に到達……と、言ってみても実感がわきません。この5倍買うと言うことは言葉では簡単です。きっと期間としてはアッと言う間に過ぎていくのでしょう。そういえばブログに触り始めたのだって3年ちょっと前の話。振り返れば、長かったような短かったような……。時間やお金の心配より重大な課題が重量やスペース。果たしてこの雑誌の刊行中に、このジオラマを飾るスペースが確保できるのか。

とりあえず今週のお献立に行きましょう。

■ジオラマパーツ
・ベースボード(C)
・パートナーズ像

■本誌記事
・アナハイム探訪「メインストリートUSA」
・キャラクター図鑑「オーロラ姫」
・ディズニー・ワークス「不思議の国のアリス」

本誌は、現状になれてしまって以前のようなツッコミ系で感想が書けなくなって来ました。別にマニア向け専門誌って訳ではないのだから、このレベルでいいんじゃない、ってのがここ数号の流れです。よほどの間違いがなければ、こんなもんなんでしょう。

そんな訳で記事は素直に楽しんでいます。ジオラマパーツの付属ペースに足並みが揃っているアナハイム探訪は「メインストリートUSA」。これから次号に付属する建物との比較にちょうどいい画像や、話題が並び適温です。以前よりも密度が上がった印象です。比較すれば手馴れたのか、ローテーションの担当者がいいのか、それとも偶然なのか分かりませんが良くなりました。個人的な喜びとしてはキチンとウォルトがその場にいるスチールが押さえられている紙面に好感持てます。

なんか珍しく褒めモードになってきてるよ。

キャラクター図鑑「オーロラ姫」、ディズニー・ワークス「不思議の国のアリス」も、及第点~“よくがんばりました”的印象。図版のセレクトは依然センス変わらないのですが、きっとアリ物素材を寄せ集めているのでしょう。妙な図版も紙面の味と思えば、味わえます。
週刊マイ・ディズニーランド20号/ジオラマパーツ
ジオラマパーツは、予告通り5冊おきになっているベースボードのCと、意外に早く登場した銅像「パートナーズ」。そしてネジ2本!
▼台座
G H 10号
D E F 15号
A B C 今号

20号までの台座を接合
※↑画像追加[2008/03/07]
最初に登場したときは番号だと思って“ベースボード1(いち)”と読んでいたのですが、アルファベット(I=アイ)だったんですね。右奥から順に前へ進行。I、Fと今回のCで右一列が揃いました。繋げたら、やっと全体のサイズを実感。やっぱりこれを敷き詰める広さを用意するのが急務!

そしてパートナーズ像。てっきりラストに来るのだとばかり思っていたので意外です。そして開封して意外だったのが……大きさ。小さいなぁ、と少々落胆。そしてパーツのきゃしゃな姿に耐久度が心配になりました。何しろポリストーン樹脂は壊れやすい。この細さだと手足をポッキリやるのは時間の問題、そう思ったけどギッチョンチョン、自分が間違っていました。裸にして初めて分かるヒンヤリとした金属の冷たい感触。金属パーツで成型されていました! ちょっと嬉しいですゾ。
Partners / Weekly My Disnetland vol.20 / by DeAGOSTINI

金色のカラーは50周年記念の時のペイントですが、今回の刊行自体が50周年記念と連動していると思っていた自分は“あたりまえ”と感じました。でも、改めて考えるともう2005年から3年が経過。時期ハズレなんですね。でも、ノープロブレム、むしろ自分は歓迎です! 
購読者しか買えないと謳われていたはずなのに大型書店だとフリーで入荷が並んでいます。パートナーズに思い入れある人はつまみ買いもアリかも……イラナイ大きな木箱(台座)がついて来ますけど。

次号は「ストリートハウス(エンポーリアム)」と「ケイシージュニア・サーカストレイン(後部車両)」。1号間を開けて、ダンボのSL車両が揃う節目。まんまと楽しくなってきましたよ。

世界名作劇場DVDセレクション創刊号の試し買い2008年02月19日 20:13

世界名作劇場DVDセレクション創刊号と週刊マイ・ディズニーランド21号
先日、創刊を気にしつつも購読するか迷ってると書いた『世界名作劇場DVDセレクション』が本日発売。最近のこの手の本の創刊ラッシュには目を見張るものがあります。とりあえず気になるものだけでも買っていたら、相当の出費になりますね。

とりあえず“お試し価格”である創刊号と言うことで手に取った一冊。日曜日夜の有名シリーズ『世界名作劇場』から日本アニメーションに権利のある1作目「フランダースの犬」2作目「母を訪ねて三千里」3作目「あらいぐまラスカル」をセットにして、それぞれを1号1話、2号はそれぞれの2話とスライドして収録していくDVDマガジン。全52号。創刊号790円、2号以降1790円。

映像はバンダイのクレジットがあり、通常販売されているDVDと同じもののよう。1話あたりで計算すると、この雑誌の場合596円。
通常DVDだと1ディスクに4話収録で定価3990円。1話あたり997円。お、DVDより安くあがる?でも、DVDは定価以下の割引で販売されていることも多いので、ドッコイに近い範囲。

そうなると付属の冊子の内容で勝負と思ったのですが……。
はっきり行って期待はずれでした。ビデオパッケージよりもひどい画質のキャプチャーが拡大で印刷され、あらすじが解説されるコーナーが各作品1ページで3ページ。各作品に関連したトピックで実写の写真が掲載される“くろーずあっぷ”のコーナーで3ページ。“おもしろトピック”なる1ページはそれぞれの作品を1/3のスペースで解説。原作との関係や製作者の裏話などに踏み込むページだけど、絵本のようなの文字の大きさ、浅さ。アニメシリーズに関係なく児童文学を紹介する1ページ、次号予告で1ページ。総計8ページ+裏表紙が基本フォーマット。

むしろ、本当に好きならDVDソフトを買うべきなのだと思わされる冊子でした。エアチェックも散々している作品群だから、今回のシリーズは手を出さないことに決定。

『週刊マイ・ディズニーランド』と併走する購読になるかとドキドキしたけど、ハマらなさそうで良かった。

個人的には現在BSで再放送中の『南の虹のルーシー』が現在進行中。エアチェックだけでも見切れないのだから、ノルマを増やすべきじゃないですね。(自己説得含むつぶやき)

週刊マイ・ディズニーランド21冊目2008年02月20日 20:16

週刊マイ・ディズニーランド21号 ボックスパッケージ表紙
えっ? このサイズは!
店頭で受け取った今号はパッケージ大きさに驚きました。これまで最大と謳われていた「イッツ・ア・スモール・ワールド」のパーツが梱包されていた号と同等か、それ以上の厚み。これって???

開封してみて納得、ひたすら立方体に近いフォルムなので厚みを分散させることができなかったようです。箱の半分以上は空っぽ。箱の厚みをそれぞれの長径とした感じのジオラマアイテム「ストリートハウス」が出てきました。

さて、今週のお献立。
■ジオラマパーツ
・ストリートハウス(エンポーリアム)
・ケーシージュニア・サーカストレイン(後部車両)
週刊マイ・ディズニーランド21号 ジオラマパーツ
■本誌記事
・アナハイム探訪「ケーシージュニア・サーカストレイン」
・キャラクター図鑑「ピーターパン」
・ディズニー・ワークス「美女と野獣」

今週も特に大きな不満は無し。今までを思えば及第点以上の冊子です。ここ数号のジオラマアイテムと併走している「アナハイム探訪」は、実景とジオラマアイテムを比較しながら楽しめるし、今回で言えば車両のクローズアップやコンセプトアート、50周年記念時の限定カラーの画像がフォローされていて、良いバランス。解像度に多少の不満もありますが、まぁ許容範囲内。むしろ、こういう企画なんだから“アナハイム探訪”的な記事が中心のグラフ雑誌の方が良かったんじゃないかなぁ。(今更)

キャラクター図鑑は「ピーターパン」。てっきり「~2(リターン・トゥ・ネバーランド)」もフォローしての内容になると思っていたのに存在を紹介するに留まってました。“2”独自キャラクターは完全無視の編集で、個人的には気持ちがいいのですが今までの編集方針とのズレは何なのか戸惑いました。

今号を見ていた友人がデザイン・レイアウトで笑ってました。「美女と野獣」のページでメインビジュアルに重ねられたキャラクターの名前が場所も文字の大きさも半端。絵の真ん中ともいえる野獣の肩の中に“野獣”って黄色く文字が入ってるのが、確かにマヌケ。友人いわく「ボタンかと思って眺めてたら、名前だったから吹いちゃったヨ(快笑)。」 
はは……、同感です。

昨日創刊された『世界名作劇場DVDセレクション』を見たり、たまたま見た『ハリーポッターチェスコレクション』などなど、ディアゴスティーニの他の冊子を比較したら『週刊マイ・ディズニーランド』は、まだまだマシな冊子なのだと思わされるようになりました。
自分が見た範囲(付録メイン系の雑誌)では優良編集が『刑事コロンボDVDコレクション』。落胆の部類が『世界名作~』『ハリポタ~』。
『週刊マイ・ディズニー』は中の上と言った印象。でも、これ褒めてるんじゃなくて志の低い話。更なる雑誌作りのクオリティ・アップを願います。

何しろ、ストレスの反動なのか自分は久々に講談社『ディズニーファン』を購入しちゃったくらい(苦笑)。いや、比較は意味が無い行為ですけどね。やっぱり、もちは餅屋。
週刊マイ・ディズニーランド21号/ジオラマパーツ「ストリートハウス(エンポーリアム)」
ジオラマアイテム!
「ストリートハウス」は入場してすぐの「アメリカンストリートUSA」の左手になる建物群。エンポーリアムは東京ディズニーランドでも同位置ですよね? (たぶん。)
色数、ディテールの複雑さもあいまって楽しい立体です。いろいろな角度から楽しむと言う“模型”本来の魅力を備えていて嬉しいです。しばらく、この近辺の建物群が続きそうなので、単調に感じるかもしれませんが、町が急速に組みあがっていくような気分。期待してます。

Post Cards / This is Disneyland / DISNEYLAND TOWN SQUARE MAIN STREET, U.S.A. /('60s)
ちなみに、こちらが実景。絵ハガキ右側がエンポーリアム。中央が18号のジオラマアイテムだった消防署、左がシティホール。今号のジオラマの背面がレンガで飾り気が無いのは、普通は見られない角度(バックヤード)側だからと言うことがこの写真の地形からも感じ取れます。
週刊マイ・ディズニーランド21号/ジオラマパーツ「ストリートハウス(エンポーリアム)」
そんな、本来は見られない角度が見られるのも今回のジオラマアイテムの魅力。ふふふ。

Casey Jr. Circus Train
そして「ケーシージュニア・サーカストレイン」が19号の先頭車両と合わせてこれで揃いました。これだけ小さな車両にハンドペイントで彩色を施し、ディテールを保ってるのは気持ち良いです。改めて先頭車両を見るとケーシーのヘッドライトに目玉のペイントが無い点だけが残念ですが、これくらいならば自分でペイントできそうです。

改めてケーシーを眺めていて、いまさらながら重大なことに気づきました。
ケーシージュニア・サーカストレイン 車両
バージョンアップしてる!

表紙に毎号載っている完成画像。良く見るとケーシーの後部車両は箱に色が付いてるだけだし、改めて見ると今号のストリートハウスも商品版は煙突や瓦のディテールが追加されています。色味も相当変わっています。モックが完成品と変わってしまうのは当然だとしても、ここまで改良の変更があったことに今まで気づかなかったよ。(先行との差は別として。)
ブラァボ!デアゴスティーニ。
今まで見くびっていたけど、ちゃんと時間内でがんばれる範囲で品質向上の努力してたんですね。気がついたら、嬉しかったですよ。
今後に激しく期待が膨らみました。

来週はストリートハウス(マーケットハウス、ディズニーショーケース)とワゴン×2。


ソフビ貯金箱/レディ「わんわん物語」 by三菱銀行(1969)2008年02月21日 07:16

BANK / Lady and the Tramp  / by MITSUBISHI BANK (1969)
昔は何処の銀行にもマスコットキャラクターや使用キャラクターがいてソフビ製の貯金箱がノベルティーで製作され配られ、コレクター人口もあったように思うジャンルでした。
しかし銀行の合併があちこちでおこり、それどころではなくなったような現状、いつの間にかコレクターの人口まで減ってしまったかの印象を受けます。いつの間にか、銀行貯金箱が並んでいると若い人の趣味ではないと感じるようになってしまいました。

三菱銀行ディズニー貯金箱/レディ「わんわん物語」(1969)
そんなわけでオジさんぽいと自虐的な気分になりながら、美女(美犬)レディの貯金箱を購入しました。高嶺の花だった最高時からすれば半額以下で店頭に並ぶようになった三菱銀行のノベルティ貯金箱。自分にしてみれば、「こんなに安くなっちゃったの!?」という驚きです。

「わんわん物語」のレディは1969年登場のノベルティ。監察のプレートに三菱マークが入っているあたり、ノベルティ特有のムードを感じさせます。色合い、ディフォルメの丸みといい懐かしく心地よいフォルム、色合い。 残念ながらレディのみのリリースなのでのら公(トランプの日本語旧名)と並べることは出来ませんが、お嬢様一人でも存在たっぷりです。
三菱銀行ディズニー貯金箱/レディ「わんわん物語」(1969)

[2011/6/17写真追加]