もっと赤くなった2008年05月05日 06:30

さくらんぼが赤く、さらに赤くなってきた
毎日のように色が赤く変化していくのが楽しい。たった5日でこんなに真っ赤に。

後楽園で拍手! ビッグ錠先生筆の似顔絵2008年05月05日 19:08

いざその当日が近づいたらすっかり忘れてしまっていました。東京ドームシティ・プリズムホールで行われている骨董市。
何年か前にビッグエッグで開催された骨董市に行ってアンケートに答えたから時々催しの招待券を送られてきていたのに、最近の家庭内大掃除プロジェクトのせいでまったく見当たらない。最近、片づけと探し物ばっかりしている……。

開催自体忘れかけていたのに漫画マニアの友人M氏から電話で連絡があって、見に行くほうが良いと薦められました。タタ券もあるし、近いから行くか! と思ったのに券がない。探すうちに時間が遅くなってきたので諦めて入場券を購入。大人は800円でござい。探している時間を時給で計算すると目的とどっちが安いかの計算をするのですが、下手な考え(&探し物)休むに似たり。

残り時間も一時間を切っていたようですが、本格的な骨董は自分の範疇外。祖父だったら専門家でしたが、孫はガラクタ好き。今回はあまりガラクタ(玩具)っぽいものがないのでスイスイ進む。

そして友人から報告のあった漫画家さんのイベントブースに到着。
売り切れの貼紙からするに、川崎のぼる先生の『いなかっぺ大将』『巨人の星』『荒野の少年イサム』の直筆色紙があったらしい。他、いろいろあったのですが、そこはさておき。

ブースの角には似顔絵を書くと看板がかかっていて、1枚3000円、お時間は20分程度とあり、見本の絵が飾られています。見れば座られているのはビッグ錠先生で、見本の絵も先生の筆。なんたる豪華企画!
 ……と、言うかみっともない自分なんぞを描かせるなんてむしろ勿体ない才能の使い方と言うか、恐れ多い。しかもフルカラー着彩ですよ!

作画中
ですが貴重な機会、恐れ多くも頼んで描いていただきました。
約20分間、リラックスしたおしゃべりをしながらモデルです。ビッグ錠先生は写真や黙って動かないモデルではダメで、おしゃべりしながら表情や人柄を観察して描くそうです。おしゃべりの内容も似顔絵に生かされるようになっています。
ぼへみあん/ビッグ錠(集英社・刊)
そういえば昨年個展に行ってから、ニューヨークでの修行活動を知りました。現地ではストリートパフォーマーの隣で似顔絵を描いたりと、数々の体験をされたそうで、その体験を反映させた漫画『ぼへみあん』(集英社「オールマン」2001~2002連載)に生かされています。
遅まきながら、昨年の個展の後『ぼへみあん』を買い求めたのですが、これが素晴らしい作品。連載中にテロがあり、ニューヨークを舞台にしていた作品だけに、展開が作者も用意していなかった方向に転がったということです。その運命も読み手として興味深いもの。

漫画の元になったNY路上での似顔絵の状況を思い浮かべながら、物語の一部になるような錯覚を楽しみつつ完成を待ちました。

しらいしろう似顔絵/ビッグ錠先生筆

サクサクと進む下描き、力強さとスピードをあるペン(マジック)入れ、そして水彩絵の具を塗る筆の軽快さ。おしゃべり+工程の見事さ+完成品と楽しむところが多くて多くて。
そしてこちらが完成イラストです。

自分がビッグ錠まんがのキャラクターになったら、こんな感じに! ああ、こんなラフな格好(不精ヒゲとか、いつもと違うメガネとか)してこなきゃ良かった(笑)。でも、これが素顔。正しい!
口がビッグまんがキャラっぽくて自分としては愉快。

会期は明日までです。
お近くで、予定のさけるまんがファンはぜひ堪能を!