愚か者の週末クライマックス2008年05月31日 05:51

末日を前に仕事がひと段落ついたので、胸をホッとなでおろし遊びに出たいと思っていた肌寒い初夏の午後。

仕事は完全なひと段落ではないけど、昨日手を離れたばかりだから修正があったとしても週明けかな、と勝手に予測。異変がないかだけ気にして連絡を取ればよいか、と。

午後、最近週末呑み歩きの友になってしまったS助氏から電話が入り、どっかで軽くショッピング(※玩具)でもして、その後“呑み”に出ようと言うお誘い。タイミングいいので、待ち合わせて出かけようと言う流れに決定。

待ち合わせ場所に出る段になって、自分がダブル・ブッキングしていることに気がついた。今日は芝居を見に行く予定だった。徹夜で日めくりしているので日付感覚がズレていた。そして予定を忘れていた。
そもそも自分はスケジュール管理がいーつもズサンだ。

S助氏は携帯電話を持たない人なので、連絡は定時連絡というライフ・スタイル。とりあえず待ち合わせ場所に行き、事情を説明しようと思いながら移動。
移動しながら、フォロープランを思い立つ。その芝居に一緒に行って、その後、呑めば万事解決、円満な予定になると脳内予定のハンドルをキリキリと回す。その間で芝居の関係者に連絡をしチケットを1枚余分にとってもらうことにする。
S助氏とよく行く飲み屋も芝居の場所から遠くない。うん、すばらしいプランだ。

待ち合わせで無事会えたS助氏は「いいッスよ~。」という柔らかい対応で、芝居を見に行くことを快諾。小屋のある銀座方向に向かい、その近隣でショッピングを楽しめばいいと言う事になり、ダブル・ブッキングのフォローを丸く収める事に成功。有楽町ビックカメラの玩具コーナーを覗き、二人とも軽く買い物。時間にゆとりを持ちながら、会場に向かった。

時間に余裕もあるしコンビニで飲み物まで買って、準備万端。さて会場へ……。

……てゆーか、劇場が締まってるんですけど。

………あ!

今回で4回目の公演で、定番になりつつあるから“つい”通例の劇場だと思い込んできたけど、今回の公演は違う場所だったことを思い出した。

……「こんな奴、死んじゃえばいいのに。」と自分に呪いの言葉を。
開演20分前。正しい劇場に向かうには、時既に遅し。

そんな瞬間携帯電話の呼び出し音が。

電話の主は仕事のクライアント。記事の修正を打ち合わせしたいとの電話。思ったよりも早かった!

昔の紙芝居や週刊漫画によくあるじゃないですか。ピンチがいっぺんに起こって、“この先どーなる!!!”みたいなヒキの状態。
自分にそれが起こると溺れた小動物のように“アワワ”ってなるんですね。脳に出たノイズを整理するのに時間がかかりました。

まず芝居のチケットの件から。正直に話して謝り、日付を変えてもらう。
友人の分はキャンセル。
……もう、こんな奴、いなきゃいいのにね(自分に対して)。

横にいる友人に平謝り。
……もう、こんな奴、いなきゃいいのにね(自分に対して)。

クライアントに電話。今から行きますと電話。
……もう、こんな奴、いなきゃいいのにね(自分に対して)。

作家さんは変な人が多いから慣れてます、大丈夫です、なんて言う強い編集さんがいらっしゃますが、自分はそんな言葉に乗っかって安心できません。(そもそも“作り手”であるかどうかも自信ない。)やっぱ社会不適合者ですわな。

友人を間違った劇場から一路、仕事のそばに引きずり回して、待たせて。
……もう、こんな奴、いなきゃいいのにね(自分に対して)。

その夜、酒の進むこと。なんか、どんどん駄目人間になって行くなぁ。
……もう、こんな奴、(以下略)

脅威のウエストを手に入れろ! めざせメタボ! メタボックス2008年05月31日 23:42

脅威のウエストを手に入れろ! めざせメタボ! メタボックス
お菓子の詰め合わせですが、このネーミング、キャッチコピー、アイコン、全てすばらしいと思う。

観劇「ゴドーを待ちながらを待ちながら」2008年05月31日 23:59

トツゲキクラブ第4回公演「ゴドーを待ちながらを待ちながら」フライヤー
今年2度目のシアターグリーンで観劇。タイトルは「ゴドーを待ちながらを待ちながら」。

大変不勉強ながら、元の「ゴドーを待ちながら」はタイトルは聞くものの、あらすじすらも知らない状態で鑑賞。ありがたい事に劇中に元の「ゴドーを待ちながら」の説明も交えられていて、初心者にも優しい構成でした。

演劇製作の舞台裏を描く『ゴドーを待ちながらを待ちながら』は入れ子構造のような面白い物語。舞台は本番にも使う稽古場と言う設定で、リアルタイムで時間が流れ、仕上がらない脚本を待ちながら、何もすることがない役者たちの稽古現場を描く。観客席の我らはいわば透明人間で、稽古場のトラブルを覗いているような具合になる。

元になっている「ゴドーを待ちながら」のあらすじを解説してくれるだけでなく、その作品の何処が魅力か、どう位置づけられているかまでも解説されるので、そのパロディになる本作が何処へ向かって展開していくのかが先読みしたくなるアオリと、それでも読めない事件の数々が面白かった。
また、主役は劇中劇団という群像劇なのも楽しい。キャラクターのパーソナリティが台詞の進行に関係なくあちこちで演じられているのも見所。こういう劇の稽古場は、さぞかしパラドックス的な面白さに満ちているんでしょう。

何か的を得てない感想をダラダラ書いてしまった感じですが、面白い作品でした。
明日6/1が千秋楽。