PVC gift set/E.T. The EXTRA-TERRESTRIAL The Original Collectibles (1982)by Ljn ― 2008年07月15日 11:35
当時、お小遣いをやりくりして売り場に通いながら少しづつ買っていましたが、所詮は子供の財力、たかが知れたものでした。一つ一つを吟味購入したという意味では、正に真剣勝負の買い物でした。
当時、多く流通していた同社のフィギュアシリーズは単体がブリスターに入った商品がありました。
<※6種まとめの適当撮影。こちらのパックはいずれご紹介します。>
これらは世界的にかなり流通した商品だと思われます。以前はプレミア価格で取引されていたものが、今でも時折デッドストックを見かけ、現在では破格の値段で売られているケースも多くあります。ブームゆえに、相当製造されストックがどこかにあるのでしょう。
冒頭に紹介するPVCフィギュアは、E.T.売り場ですら見かけなかった、自分としては幻の品です。
一見、この商品のセット売りに見えるのですが、それぞれを取り出すとそうではありません。完全新作の6種は、バラ売りにはない魅力的なシーンセレクト。なおかつ、その存在すら見かけなかったことに“存在しないもの”だと決め付けていました。見つけたときの興奮といったら!
いつもならゲップの出るセールストークである「レアですよ」という売り手のトークも「そうでしょうとも!」と同意したくなる存在でした。
「E.T. phone Home.」は当時、流行語となりました。特写にもあるオーソドックスなポーズ。
Halloween E.T. !
ハロウィンなんてお祭りなんて無かった日本に異文化を運んできた映画『E.T.』。少なくとも自分にとってはエポック・メイキングな存在でした。そのハロウィン仮装のE.T.。
靴が劇中どおりでカワイイ! このシーン・セレクトがこのセットの中で特にお気に入りです。
ラガディー・アン……でいいのでしょうか。版権のがれなのか、若干デザインが違うような……
クローゼットの中にたくさんあるぬいぐるみにまぎれて隠れるシーンは名シーンですが、それをモチーフにしている立体です。
映画のその画面にはルーニー・テューンズのワイリー・コヨーテがまぎれていたり、カートゥーン好きのスピルバーグ監督の好みを感じられます。そういいえば監督のデビュー作にも『ロードランナー』の短編が登場していましたっけ。
指を差し出すメインポスターの図案を思わせるポージング。
E.T.の重要なキーワードに“癒し”があったのは、時代をかなり先取りしているように思えます。
スピーク・アンド・スペルと傘はE.T.が星との交信器を作るために使用した重要アイテム。
『トイストーリー』で登場したMr.スペルと比較すると、時代の流れを感じます。
花はセパレート・パックでも立体化されているモチーフですが、こちらはマフラーが付属。家の中でクローゼットへ持ち帰るシーンを想起させます。
別れを案じさせる小道具の伏線に、セットのラインナップが引き締まっています。
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