帝劇「ミス・サイゴン」観劇 ― 2008年09月04日 23:58
有名なタイトルだけど、詳しい内容は知らないまま挑戦。なぜ有名なのか、ロングランなのか体感することができました。
歌、歌、歌のミュージカル。歌が挟まれるスタイルではなく前編ぶっ通しの歌。驚きました。
豪華な舞台装置。ネオン街の再現やアメリカンドリームを歌い上げるときに登場する豪華なアメリカをイマジネーションする像を具現化したアメ車に、ヘリコプターが飛ぶ有名なシーンと、正直その豪華さに引くくらいの豪華絢爛振り。
そして物語の要になるアメリカ兵の子供たちの“現実”を見せる実際フィルム映写と、その現実を歌うナンバー。後に聞いたのですが、この曲が一番評判になった曲だとか。
話は「蝶々婦人」。良くも悪くもそのまま。
残念だったのは既にリアルタイム性は欠いていて、かといって歴史を振り返るほど自分にとっては遠い昔の話のではないという時代設定に“タイミングを逸した”感があったこと。豪華絢爛さが、鼻についてしまったこと。
とても楽しんだと同時に、芝居のテーマとは違う部分でしこりの残る感想になってしまいました。充分に楽しんだことは確かなのですけど。
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