ご乗車ください!「ポーラー・エクスプレス」へ2008年12月22日 08:55

ポーラーエクスプレス/チケット
お仕事つながりで食事をとるにに出かけた新宿。飽きもせずにウォーリーの物販ブースを見に劇場バルト9へ顔を出したら、こんなステキな企画上映がされていました。
題して「気まぐれセレクション」。クリスマスシーズンに見たい映画として週替わりで映画が選ばれているのですが、第3週目の20~26日のタイトルに『ポーラー・エクスプレス』がっ!

公開当時のエントリーを見ても分かるように、大好きですよ。この映画っ!
映画の魅了として映像と音楽のドラッグ的な楽しみ方があるとするなら、この映画は正にそれ。大きな画面と最高の音響で、張り詰めた冬の空気の中で荘厳かつ楽しいクリスマスのメロディに包まれ、巨大な金属のカタマリであるSLの重量を感じ、旅をする快感。映画館で見ることに、これ以上の幸せのない“感覚”エンジョイ映画。
ここで上映を知ることが出来た幸せは、まるでポケットにゴールデンチケットが入っていた主人公の気分。

深夜24:30からの上映に迷わず乗車決定!

これで上映形態が3D版だったら、失禁ものの幸せ。何しろ公開当時はまだまだ3D上映の設備が特殊だったので、都内でも上映館は1館。現在では次世代の上映形態として格段と施設が増えたし、事実バルト9でも3D映画『センター・オブ・ジ・アース』を絶賛上映中。その箱を使用していれば、できるよねっ!できるよねっ! ……と思ったけれど、さすがに2D版でした。もしも来年も特集上映があるなら、ぜひとも3D版で! と、言うか大々的に3D版の再映を希望!

ところがカウンターでチケットを注文すると全席空いているので好きな席が選べると言う……。ちなみに生涯で1度だけ貸切で映画館の上映を見たことがあります。まさか、2度目に……!?

心配は取り越し苦労だったのですが、観客数2。あの機材を動かす経費、人件費を考えると2千円では赤字ですよね、きっと。いろんな意味で映画館に感謝です。願わくば劇中の日付であるクリスマス・イブ(のPM11:50ごろ)には、せめてポーラー・エクスプレスの乗車人数くらいはクリアーされていますように。
この状況を見ると、3D版上映なんて夢のまた夢過ぎる。
Cinefex / JAN 2005/100 Issues

数年ぶりのスクリーンで観る「ポーラー・エクスプレス」は魅力満点。
改めて観ると3D映画を意識したアングルと、パンのゆったりぐあいで平面でも立体的奥行きを満喫できました。
当時、気づいていたのか微妙ですがホーボー(浮浪者)がやたらコーヒーを勧めるのは、夢から覚めることのへの勧誘なんですね。ポーラー・エクスプレスで振舞われるホット・チョコレートが“よく眠れる飲み物”の象徴だと思うと対を成していて、面白い構成だと認識しました。

いや、ポーエク(自己流略称)最高。
誰か一緒に行きません? 自分にとって映画館でこそリピートしたい映画の1本です。


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■『ポーラーエクスプレス』関連エントリー
映画『ザスーラ』 ~デジャヴだけど好き ― 2005年12月22日
映画の日、うらめしく振り返り…。 ― 2005年12月01日
第37回スーパーフェスティバルに行く ― 2005年10月03日
※以下旧ブログエントリー
オーナメント/ポーラーエクスプレス [2005年03月04日(金)]
ビビット・スクエアにビビッとするには [2005年03月03日(木)]
ドイツから帽子付キンダーサプライズ [2005年01月25日(火)]
洋書『ポーラーエクスプレス』ギフトセット [2005年01月17日(月)]
ポーラーエクスプレス3Dミニジオラマ [2005年01月16日(日)]
『ポーラーエクスプレス』の一人5役って [2004年12月19日(日)]
キンダーサプライズ/ポーラーエクスプレス [2004年12月19日(日)]
映画『ポーラーエクスプレス』 [2004年12月05日(日)]
絵本『急行「北極号」』 [2004年12月02日(木) ]
後回しばっかりだ<日記モード全開> [2004年11月29日(月)]
きのうの大収穫 [2004年11月06日(土) ]

アクションフィギュアシリーズ/WALL-Eウォーリー、イヴ、モー2008年12月22日 15:50

アクションフィギュアシリーズ/WALL-E ウォーリー
コレクター性が売りのミニ・アクションフィギュアといえばベーシックフィギュアと呼ばれる、この手のサイズのフィギュアシリーズ。日本ではなぜか、わざわざ名称変更してアクションフィギュアとし、アメリカの通常サイズのアクションフィギュアを“DX”の冠をつけてリリースしています。

でも、その名称変のせいか、まったく可動部のない、アクション・ゼロのラインナップまで内包してしまう矛盾したシリーズ名になってしまいました。メーカー希望小売価格が各1260円。大柄なキャラクターはまだしも小さなキャラクターはガチャガチャフィギュアサイズ。割高感は否めません。
アクションフィギュア/WALL-E

でも、それもたいした問題ではありません。
最大の問題は、コレクション性が魅力だったはずのこの商品が、結局のところ写真の3種類「ウォーリー」「イヴ」「モー」しか出荷されていなさそうな現状です。日本版パッケージでは海外パッケージで居たキャラクターも削られ、ラインナップが減らされ9種しか表示されていないのですが、それどころか写真表示があるキャラクターさえほとんど発売されている気配すらありません。

アマゾンで予約注文していた自分は発売無期延期のメールに驚きつつも映画公開シーズン中には出荷されるであろうと予測していたし、クリスマスシーズンを逃すとは思いもしなかったのですが……。結果は売り場を見ての通り。上掲3種だけがかろうじて並び、主人公ウォーリーは売り切れるほどの勢い。

確かにコンパクトにまとまったサイズで出来の良いフィギュアです。単品ものとしても充分に魅力にある品だとは思います。
しかしウォーリーを例にとれば、おなかのハッチは開かないし、もちろん背面も開かないし、キャタピラは本体に完全固定。下面にコロ走行用の車輪がついているのがせめてものプレイバリュー。可動部は首の上部の横回転、手の根元の回転&横方向、手のひらの開閉。それが左右あるから、しめて7可動。

イヴはボールジョイントのせいもあって、首と手の3箇所しか可動がないですが、自由度を感じるのが不思議です。
モーは手の可動。以上。1可動。んもう。

アクションフィギュア/M-O
やっぱりコレクション向けの素体であって、これだけではいかんともしがたいデス。果たして、今後の追加出荷はあるのか? そして予約をとった分はキャンセルで終了なのか!?

出荷もらえぬフィギュア~を寒さこらえて待ってます

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※[2009/01/02]画像追加