我が家のバズ ~『トイ・ストーリー』バズ・パニック回顧録 ― 2009年02月22日 22:19
日本での『トイ・ストーリー』公開はタイミングが遅く、翌年の春にずれたのですが自分は運悪く一番のパニック中のクリスマスシーズン近くに鑑賞しました。あの奇跡のような名作ぶりを観たらそりゃぁガマンも利かないという状態。コマーシャルフィルムの傑作という嫌味を言う人も居そうですが、自分は嫌味なく映画として傑作だと思っています。
日本国内であのタイミングで入手できたのは奇跡ともいえる反面、値段だけで言うなら最悪のタイミングだったと言っていいでしょう。
同じ金額を出し、その後のディズニーストアで見た最終セールなら同じ商品が15個くらいは買えるんじゃないかなぁ……。orz
この体験は今も物欲がヒートアップした時に胸にこみ上げる体験。あれ以来現行品のプレミア品には慎重になった。(……と、少なくとも本人は思っている。)
だから『トイストーリー2』の皮肉シーンは、大いに苦笑させられました。
2マソ越えのこの手の玩具って、自分の購入履歴では後先……ない。(と思う。)
ゆえに大切に遊んでます。
……と、言いたいけれど、公開当時のかわいがり具合に比べて近年はいささか自省。テスト電池、その後の入れ替え電池くらいまでは遊び、消耗した記憶があるけど、「トイ・ストーリー2」の時のマイ・ブーム・リバイバル以来、とんと遊んでいない気がする。
以前の椎名町時代には実家から持っていたけれど、実家への出戻りの時にトランクルームへつめてしまって、以降は「アルティメット・アイアンジャイアント」と共にトランクルームの番人化。彼ら、デカすぎるんだよなぁ。「トイ・ストーリー3」の公開がくればきっと、また触りたくなるから迎え入れる準備を考えないといけないと思う今日このごろ。
ところで、以前紹介したピクサー専門店「WALLY-B」さんでは、こんな話題を嫌な顔をせずに聞いてくれるので思い出話に話が咲いてます。
そんな話題の中「アルティメット・トーキング・バズ」……いわゆる“バズ・パニック”を引き起こした劇中サイズのバズは製造時期によってパッケージに違いがあり、それを集めていらっしゃる方もいらっしゃるのだかとか。
最初期の製造版では社名ロゴが黄色だとか、聞きかじったので確認したくなってトランクルームで撮影してきました。残念、赤。(いや、そこに価値は見出せない自分なのですが。)
でも、明らかに自分の持っているバズって特殊パッケージだった記憶があるので、せっかくだから公開してみようと思った次第です。
会社の住所の訂正シールもさることながら、うちのバズ(ウッディもなんですが)英語とフランス語の併記バージョンなんです。一番の品薄時期だったので北米パッケージが異常に品薄で、フランス語も多く使われているカナダ版をまわしてきたのが背景にあるようです。これが1995年の年末、日本でかろうじて入手できる手段、在庫だった訳です。
「オリジナルの音声」の意味が英語とフランス語で書かれていますが、もちろん英語版のユニット内臓です。
パッケージ背面の各部解説も2ヶ国語仕様。
自分にとっては、そんなに注目していなかったパッケージですが、面白がってくれる人が世界のどこかにいることを願ってます。それがネット公開の楽しさ。
ほんでもってパッケージの撮影ばかりに気をとられて、うっかり本体の撮影をしてきませんでした。ああ、スティンキー・ピートのようにひねくれた玩具になったらどうしよう。
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